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勉強お役立ちコラム

2019.09.05

【山形県】高校入試ボーダーライン計算方法

8月のうだるような暑さも記憶に新しいですが、9月に入り、朝晩ずいぶん涼しくなってきました。そんな過ごしやすい季節の到来を喜ぶ半面、塾の講師として2学期は慌ただしさが増す時期だという感覚があります。

 

入試の足音が近づいてくることはもちろん、1か月後には学校での中間テスト、またその1か月後に期末テストと目白押しです。また、体育祭や新人戦、合唱コンクールと学校行事や委員会に時間を取られて、なかなか勉強する時間が取れないという声も毎年聞きます。しかも2学期のテストというのは1学期に比べ、難易度も上がり、平均点は下がるものであることは是非知っておいていただきたいです。

 

普段の学校生活が忙しいことは重々承知ですが、時間の使い方や家での過ごし方と2学期の成績はより密接な相関関係にありますので、計画を綿密に立てて余裕を持った勉強のスケジュールを作ってみてください。

 

今回は山形県の入試のボーダーを考察していきたいと思います。特に中学3年生のみなさんにおかれましては、2学期の成績までが評定値ということで入試本番の3割~5割を占めます。自身の実力テストの結果と評定値を合わせて、目標点数に届いているかどうかの確認をしてもらえたらと思います。

まずは下記のリンクから、志望校のボーダーの点数をご確認ください。

 

山形県合格基準予想偏差値

 

ちなみにこのボーダーラインは山形県もぎテストでB判定(合格圏)のラインです。
山形県の高校入試は各高校ごとの基準で、調査書の評定と入試当日の学力検査の成績を総合して合否を出していることはご存知かと思います。
しかし、実際は本番でどれくらいの点数を取ればいいのかわかりませんよね。
そこでこちらでは計算方法のご紹介と、昨年度のデータからわかることをお伝えします。

具体的に例を挙げてご説明していきます。

 

ベスト太郎くん
中学3年生
志望校 山形中央高校普通科(昨年度倍率1.22)
評定:入試=3:7
ボーダーライン 305点
学校での実力テスト250

 

上記の通り、成績評価は3:7の割合なので、評定で150点分、入試本番で350点分の換算となります。
ここで太郎くんの評定の合計を計算します。

 

ベスト太郎 国語 数学 英語 理科 社会 保体 音楽 美術 技家 合計
4 3 3 3 4 4 3 3 3 30

 

※評価に入るのは3年生時の評定です。2学期の評定はこれからなので、現時点での立ち位置を知りたいという方は1学期のものでとりあえず計算してみてください。

 

①評定値計算 {30/45×500}×0.3=100点
※評定の最大値が45になるので分母は45で固定です。

 

②実力テスト点数 250×0.7=175点
※学校で毎月やっている実力テストの点数をご参考ください。

 

①+②=275点

 

山形中央高校のボーダーラインが305点なので、あと30点足らないといった計算になります。

 

ここが山形県の入試の恐いところで、どんなに本番頑張っても評定で覆される可能性があるということです。
山形県もぎテストの特別資料をいただいた際に昨年度の得点開示を確認したところ、本番で350点近くの点数を取っていたとしても不合格といったケースもありました。

 

受験対策で復習も大切なことは間違いないですが、目の前の定期テストも入試本番と同じくらい重要なものであるという認識をもって勉強に励んでもらいたいと思います。

 

ベスト個別学院の中3生たちも、授業内での定期テスト対策の他、毎月の塾での模試や受験講座を利用しながら、総合的に力をつけるようにカリキュラムを組んでいます。
みなさん後悔のないように冬に向けて、力を蓄えていきましょう。