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勉強お役立ちコラム
- 2025.02.07
- 高校入試・受験情報
【山形県】公立高校一般入試ボーダーライン計算方法
今回は山形県の公立高校一般入試(以下入試)のボーダーラインの計算方法についてお話しします。
評定と学力検査の比率
山形県の入試では評定と学力検査の比率は高校・学科ごとに決まっています。
大学進学に力を入れている高校ほど学力検査の比率が大きく、実業系の高校など卒業後は専門学校への進学や就職する生徒さんが多い高校は評定の比率が大きい傾向にあります。
とはいえその幅は評定:学力検査=3:7~5:5なので、極端にどちらかが高いことはありません。
志望校の評定の比重については教育委員会のHPで確認できます
リンク調査書の評定と学力検査の成績の比率について(山形県教育委員会)
計算方法
具体的に計算してみましょう。
2025年度入試における山形中央高校普通科の評定:学力検査は3:7です。
入試の合計点を500点満点とすると、評定を150点満点に、学力検査を350点満点に換算することになります。
評定はもともと45点満点なので、150点満点にあわせるために3.33倍します。
学力検査は500点満点を350点満点にあわせるために0.7倍します。
A君は評定が30点、最近の実力テストの結果が270点です。
評定:30×3.33=100
学力検査:270×0.7=189
合計:100+175=289
山形中央高校普通科のボーダーラインが320点ですので、31点足りないということになります。
例えば、評定を3点(3.33倍で10点分)、学力検査を30点(0.7倍で21点分)上げることができれば届く計算ですね。
以下は、東学区の一部の高校のボーダーラインです。
※表記のないものは普通科です
偏差値 |
ボーダーライン |
高校名 |
63~ |
400~ |
山形東 |
60~ |
385~ |
山形南(理数) |
58~ |
370~ |
|
56~ |
355~ |
山形南・山形西 |
54~ |
340~ |
寒河江(探究) |
52~ |
330~ |
|
50~ |
320~ |
山形北・山形中央 |
48~ |
310 |
寒河江(一般) |
46~ |
300 |
山形商業(総ビ) |
44~ |
285 |
山形工業(機械) |
42~ |
270 |
寒河江工業(IT) |
40~ |
255 |
上山明新館 |
県内全高校の偏差値はこちらをご覧ください。
評定と学力検査の比率によって、自分の成績をそれぞれ何倍にするかは以下の通りです。
A君の例をまねして計算してみてくださいね。
評定:学力検査 |
評定の係数 |
学科試験の係数 |
3:7 |
3.33 |
0.7 |
4:6 |
4.44 |
0.6 |
5:5 |
5.56 |
0.5 |
評定の計算
計算方法はシンプルで、9教科の合計です。
国語 |
数学 |
英語 |
理科 |
社会 |
保体 |
音楽 |
美術 |
技家 |
合計 |
3 |
3 |
4 |
3 |
3 |
4 |
4 |
3 |
3 |
30 |
注意する点として、山形県の入試は中学3年生の評定のみが対象です。正確には中学3年生の12月までです。
3年生で頑張れば逆転できるともいえますし、1年生2年生での学習がおろそかになりがちで、3年生になってから慌てる受験生が多いともいえます。
評定についての詳細は次の記事にまとめます。
さいごに
いかがでしたでしょうか。ぜひ志望校について計算してみてくださいね。
さいごにお伝えしたいのは、現時点の評定・実力テスト・ボーダーラインで合否が決まるわけではないということです。
これからの努力によって入試本番の学力検査の点数は大きく変わりますし、ボーダーラインもあくまで予想です。現時点の点数がボーダーラインを超えていても油断せず、超えていなくても諦めず、コツコツ頑張ってほしいです。
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