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勉強お役立ちコラム
- 2020.05.13
- 地域の教育情報
【福島】志願倍率から振り返る令和2年度県立前期選抜~これを読めば倍率も怖くなくなるかも?~
今回は、3月に行われた令和2年度県立前期選抜を再度振り返り、特に今年度入試を控えた中学3年生が今できることについてアドバイスしたいと思います。
■令和2年度県立前期選抜[志願倍率]の振り返り
過去のお役立ちコラムにて、出題5科目の総評をさせて頂きました。
【福島】2020年度県立高校入試 ~ベスト個別学院オリジナル分析~
各科目の出題特徴は前述の通りですので、今回は志願倍率に注目してみましょう。
以下、ごく一部を表にまとめました。
表:県内3地域における最大倍率校と定員超過人数
地域 | 普通科系 | 実業科系 | ||||||
学校(学科) | 定員(人) | 倍率 | 定員超過人数(人) | 学校(学科) | 定員(人) | 倍率 | 定員超過人数(人) | |
県北 | 橘(普通) | 280 | 1.31 | 87 | 福島工業(建築) | 40 | 1.28 | 11 |
県中 | 郡山(普通) | 240 | 1.41 | 98 | 清陵情報(情報会計) | 40 | 1.23 | 9 |
いわき | いわき光洋(文理) | 200 | 1.42 | 83 | 平工業(情報工学) | 40 | 1.53 | 21 |
さて、ここで注目したいのは倍率の数値が同数でも定員超過人数(簡単に言うと合格できない人数)は異なる点です。
上表は高倍率校のみに絞ってまとめましたが、実業科系では超過10~20名に対し、普通科系では超過80~90名と、その差は歴然ですね。
しかし受験は水物。次年度はまた違った倍率になる可能性も十分に考えられます。
ですので、今回の倍率のみを見て、「『低倍率だから大丈夫』のような油断は禁物」です。
■中学3年生が今できること~先から逆算して、今やること~
では、「倍率が高い = 人気のある」学校に合格するには何をすれば良いのでしょうか?
今回は、大きく2つに分けてご紹介します!
①11月までに志望校「合格判定」以上
中学3年生の中には『当日に合格ラインを超えれば合格できるんでしょ? 秋の時点で合格判定になってなくても…』と思っている方が多いかも知れません。
しかし、それでは志望校行くことはおろか、出願ができないというピンチを招くことになります。
そのため、秋の3者面談の時点で合格判定に達する実力を持っていることが非常に重要なんです!
②夏休みの学習時間を225時間以上実施!
225時間…ちょっとよくわからない数字ですよね。
受験生の夏休み1日の勉強時間は7.5時間です。
(今回の夏休みは例年よりも少ないとは思いますが、)
夏休みが30日間あるとすれば、
7.5時間×30日間=225時間
という私たちが培って明言してきた受験生の平均学習時間なのです。
夏が終わるまでに「基礎固め」+「圧倒的学習量の確保」により、秋の成績UPの可能性が大幅に上がります」。
ここでポイントは、“夏まで”であることです。”夏から”では間に合わないかもしれません。
『善は急げ』です。スタートが早ければ早いほど、より確実に目標を達成できるでしょう。
他にもありますが、合格に必要なこと2点をお伝えしました。
本当に大切なのは「目標から逆算した必要な学習量を実施できるかどうか」です。
休校だから…ではなく、『ピンチはチャンス』ととらえて、ぜひこれを機に家でも学習する習慣を作りましょう!
今ご家庭でもできる勉強は、すでに習った内容の復習や反復です。
ぜひ、”わかる”だけではなく、(ヒントなしで)”できる”ようになるまで繰り返し勉強することをおススメします!