お問い合わせ専用ダイヤル

0120-690-016

[受付時間]AM10:00~PM8:00(土日祝対応可能)

勉強お役立ちコラム

2018.10.17

【山形版】入試平均点奪取! 学習法

 

【英語】

 

まず、各設問の配点から知っておきましょう。
平成30年度入試の配点例でいうと、大問1「リスニング」26点、大問2「対話文読解」18点、大問3「グラフの読み取り」16点、大問4「長文読解」30点、大問5「英作文」10点といった具合で出題されました。注目すべきはリスニングの配点で、実に100点満点の4分の1も配点が振り分けられています。

 

普段の学校の授業でリスニングの問題をやる機会は少ないかと思います。したがって対策をしているのとしていないのとでは大きく差が開きます。入試の過去問や英検、リスニング用教材などで自主的に対策しましょう。

次点で長文読解の対策となりますが、まずは中学で習う基本的な単語がわかるレベルであることが前提です。なぜなら、英語の内容を日本語で書かせる記述問題が多く、しっかり和訳ができなければ解けないことは明白でしょう。文法ばかりの問題演習ばかりで、気が向いたときに単語練習をやっている、くらいでは身につきません。単語練習は毎日やれなければ上達しない、と思ってもいいのではないでしょうか。そのため、毎日継続してやれるかで明暗が分かれます。

上記の通り、毎日英語に触れる機会を設けていた子、そうでない子とでは大きく点数に開きが出ることが想像されます。データとしても英語は全国的に見て、生徒が入試でとる点数は二極化していて高得点者と低得点者に大きく分かれています。つまり中央値の生徒数がへこんでいるのです。英語が「わからない」生徒と「わかる」生徒、後者になるためには継続性をもって毎日根気強く取り組んでいくことが大切です。

 

 

【数学】

 

数学の入試問題では、極端な応用問題は出題されていません。標準レベルの問題をまんべんなく出題する傾向にあります。平均点を取るため、まずここ数年の入試で出題されている具体的内容を確認していきましょう。

 

大問1が基本的な数学能力を問う小問群です。
数・式の計算、平方根から計算問題が4問。因数分解、方程式の計算、関数とグラフ、三平方の定理、作図、確率等から4~5問。
大問2では、方程式の応用、図形の計量、標本調査、図形と関数・グラフ、規則性等から出題。
大問3、4は融合問題であり、グラフの作成、図形の計量、図形の証明、動点、図形と関数・グラフから出題されています。

 

これらを踏まえた上で、「基本問題を落とさないこと」「できる問題とできない問題を見極めること」この二点が大切です。時間がなくなり、できる単元の問題に触れていないという状況を防ぐことが第一歩。その上で、ケアレスミスをしないことです。
大問1、大問2に関しては、点数を取りやすい問題が多く含まれているため、特にミスが出ないように取り組む必要があります。
当たり前のことですが、時間の使い方が重要です。入試問題を時間配分の意識をした上でこなすことで、「まず問題を全て確認してから始める」「残り10分は解き直しに当てる」等の工夫が生まれます。基礎力を身に付けた上で、入試問題を一通り解き、記述の問題も出てくることから、日頃から途中式を丁寧に書く癖をつけておきましょう。

 

 

【国語】

 

平成30年度入試の配点は、文学的文章27点、説明的文章27点、古典15点、漢字・知識13点、作文18点。

 

まずは確実に得点できる漢字の読み書きと、詩型や文法事項といった知識を問う問題を落とさないようにしましょう。漢字の難易度はさほど高くありませんが、同音異義語や部首のミスが点数に反映されてしまうので注意が必要です。国語で得点するには、文章の内容を理解し、表現する力を養っておく必要がありますが、長期にわたって演習を重ねないとその力の養成は難しいと思います。そのため、覚えてしまえばすぐに点数になる漢字、知識問題は、得点奪取のためには落とせない分野と言えるでしょう。

また、文章読解が配点の約6割を占めているため、普段から読書を通して、読解力を養成しておきましょう。問題文を理解しながら読み切る、当たり前のことのようですが、それができないと大問1、2で大きく点数を落とすことになりかねません。

さらに、記述問題では、本文中から抜き出す問題なのか、文中の語を用いて自身で文章を組み立てる問題なのか、与えられた条件を見逃さずに、1点でも減点されないようにすることが重要です。また、「どういうことか」に対しては「~ということ。」、理由を問われたら「~だから。~のため。」と、文末表現に注意しましょう。

さらに、平均点奪取のために落としたくないのが作文です。原稿用紙の使い方を守り、条件を守って最後まで書ききれば大きく点数を落とすことはないので、できれば最後に慌てて書くのではなく、テストの序盤に書くようにしましょう。内容で大幅に点数を稼ぐのは難しいですが、「誤字脱字をしない・文体を揃える・原稿用紙の使い方を守る」という3点で減点されないようにすれば、それなりに得点できます。