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2020.02.27

【速報】香川県公立高校 志願倍率<確定>

 

香川県教育委員会から、公立高校一般選抜の出願状況が発表されました。 これにより今年度の入試倍率が確定となります。この確定した倍率の情報を踏まえて、今回は全体の傾向を見ていきたいと思います。

 

 

■高松工芸が複数学科で高倍率

今年の倍率で注目すべき点は、やはり高松工芸高校です。全7学科のうち、4つで2倍を超え(機械・電気・建築・デザイン)、2つで1.5倍を超えるという(工芸・美術)、過去に例を見ないほどの高倍率となりました。前回の暫定倍率の記事でも書きましたが、自分の子どもに対して手に職をつけさせたいと考えている保護者が近年増加傾向にあることが、実数値として現れているように感じます。

 

また、香川県の公立高校入試には「10%枠」という制度があります。受験者のうち定員の90%を第一志望者から選抜し、残り10%の枠は、さきの90%からもれた生徒と第二志望者をあわせたなかから選抜する制度で、点数さえあれば第一志望からもれても第二志望の学科で拾われる可能性があるという仕組みです。実は高松工芸高校はもう少し込み入っていて、「大学科内に二つ以上の小学科がある場合」は選抜の方法がもう少し複雑になります。詳細はベスト個別学院の過去のコラムや教育委員会から出ている実施細目をご覧ください。

 

早い話、高松工芸高校は第一志望に入れなくても、第二志望の学科に転がり込める可能性が他の高校に比べて高いと言えるのです。だからこそ、ちょっと点が足りなくても「受けておけばどれかにひっかかるかも」というような希望的観測のもとに受験している生徒も一定数いるのではないでしょいうか。あくまでも推測ですが。

(参考:【香川】県公立入試の基礎知識<上級編>「10%枠」とは

 

 

 ■農業経営は大幅定員割れ

 

一方、同じように「手に職をつける」高校であるはずの農業経営高校は、昨年に引き続き定員割れとなりました。特に今年は定員84人に対して志願者67名と、17人も割り込む事態となりました(倍率0.80)。ここにも近年の保護者の考え方が変化している様子が見て取れます。

 

香川県の公立高校で「普通科に」進学しようと思ったら、当日点で少なくとも合計100~120点を確保しなければなりません。それより低い点となると、公立高校では農業系・工業系・商業系しかなく、普通科は私立高校しかありません。ちょっと前までなら「高校はとにかく公立の普通科」という考え方が支配的で、普通科に進学できないなら実業系に「下げる」というのはよくあることでした。

 

しかし、高松市内から通学できる100点以下の実業系高校となると、志度高校(さぬき市)、石田高校(さぬき)、農業経営高校(綾川町)というふうに市外まで出ていかなくてはいけません。加えて農経では1年生のあいだ寮生活が義務づけられています。「それだったら」ということで、高松市の中心部で交通のアクセスも悪くない私立にしてしまうというケースも、決して少なくないと思われます。

 

それから、さっきは志望校を「下げる」ケースを想定していましたが、近年の中学生の成績が良い方と悪い方に二極化していることを考えると、そもそも農経に足りるだけの点数が取れていない可能性もあります(合計で80点が目安です)。ここ数年、入試の平均点が一貫して上昇している事実を考えても、こちらの方が「あり得る」と言えそうです。

(参考:【香川】入試の平均点が上昇しているそのワケとは?

 

 

■必要な点が取れれば受かる

 

さて、いろいろと数字をいじってみましたが、詰まるところ倍率というのは、合格可能性にどこまで影響するのか。答えは「ほとんどない」です。過去の受験生のデータを見てみても、安定してボーダーラインを超えてさえいれば、みんなきちんと合格できています。それは「倍率がいつもより高い」年度でも同様です。

 

もちろん、平成31年度入試の高松南・生活デザインのように3倍を超えたりしたら、それは異常事態と言わざるをえないでしょう。けれど大方の予想どおり、今年は「倍率が高い」と言っても2倍程度で例年並みです。ということは、求められる点数も例年並みです。必要な点が取れれば合格できるのです。

 

 

受験生にとって気にしなければならないのは倍率ではなく、「感染症」です。折しも毎年のインフルエンザの流行に加えて、今年は「新型コロナウイルス肺炎」の感染拡大も大きく報じられています。もう入試まで2週間を切っています。ここで寝込んでしまったら、夏からがんばってきた努力が水の泡となります。

 

ウイルスなんかに自分の未来を左右されてはなりません。外から帰ったら必ず「手洗い」「うがい」早寝早起きの規則正しい生活は、病気に打ち勝つ免疫力、基礎体力をつける基本です。 あと少し。最後まで悔いのないように、一緒に頑張りましょう。応援しています。