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勉強お役立ちコラム

2019.11.06

【香川】診断テスト第4回 ~ここが正念場~

 

11/13(水)に、中学3年生は第4回診断テストを受けます。中3内容もがっつり入ってきて、いよいよ難易度が上がってきます。中3内容に関しては習ったばかりではあるのですが、応用問題に慣れる時間があまりありません。したがって、第4回は合計点を上げることよりも「下げない」こと、現状維持を最低限の目標としたいところです。

 

今回のコラムも診断テストの傾向と対策についてお話ししましょう。

 

■第4回の位置づけ
診断第4回は正直言って、結構難しいです。各教科の詳細はあとで触れますが、中3の2学期に習ったばかりの単元まで出題範囲に含まれるので、応用問題に触れておく時間があまり取れないことが主な理由です。受験生のみなさんは、毎日の学校の授業をきちんと受けて、わからないところは学校や塾で質問して、わからないまま放置しないようにしましょう。

 

また、合格点の比較的高い高校(目安として150点以上)を目指す場合、なるべくこの第4回までにボーダーラインに達しておかないと、1月下旬におこなわれる学校の進路懇談で、担任の先生から「待った」をかけられる可能性があります。以前のコラムでもお話ししましたが、上位校合格を目指す際に必要となってくる要素の1つに、「安定性」があります。具体的には、第4回と第5回の間に大きな差がない、もしくは5教科が満遍なく上昇傾向にあることが重要です。

 

一連の受験の流れの中において非常に重要な局面です。心してかかりましょう。

 

■第4回診断の傾向と対策

なんにせよ、どれかの教科だけに力を入れるとか、どれかの教科は簡単だとか、そういうふうにはできていないのが診断テストです。毎日コツコツとこなしていきましょう。

 

▶国語
全体の形式については、第3回のときと大きく変わることはありません。やはり気をつけるべきは「作文」です。香川県公立入試の作文は、配点が8点/50点と非常に高いので、ここで落とすのは是が非でも避けたいところです。また、少しずつテーマも変わってきています。作文は書き慣れていないと、量を書くことができません。もし不安なのであれば、書店などで作文専用の問題集を購入してもいいかもしれません。でも、買うからには実際にやらないと、何の意味もありませんよ。

 

▶数学
二次関数と図形の相似までが範囲となります。ゆえに、最後の証明問題のうち1問は相似の証明が出題されると考えていいでしょう。少なくとも「相似条件」3つは完璧に暗記しておきましょう。あとは毎回のことですが、問題1~3にかけてでどれだけミスを減らせるかがカギです。計算ミスによる減点ほどバカバカしいものはありません。限りなくゼロにできるよう、何度も解き直しをしましょう。

 

▶社会
地理・歴史の全部と、公民が「三権分立」までの範囲となっています。公民は「基本的人権」にかかわる部分と、「日本国憲法」の公布日・施行日をよく見直ししておきましょう。それから特に、「立法権・司法権・行政権」の三権がお互いどのように影響を及ぼし合っているかの図を頭に叩き込んでおいてください。

 

▶英語
リスニングが10分あるため、正味の解答時間が40分しかないということを、まずはよく頭に入れておきましょう。また、中学生のみなさんはまだまだ英語の長文を読みなれていないので、実質の解答時間が他教科より短いのもあって、そもそも最後までたどり着けていない場合も見受けられます。最後の長文の配点は全体の約1/4もの割合を占めるので、いかに早くここまで到達するかが大勢に大きく影響します。

 

▶理科
中3理科で新たに加わるのは「運動とエネルギー」です。台車を使った加速度の問題や、仕事・仕事率の問題がねらい目です。今回の範囲には入っていませんが、「エネルギー」の単元では、ソーラーバッテリーや燃料電池、クリーンエネルギーといった、地球環境問題にからめた話題が出されます。近年、特にクローズアップされている分野ですので、試験に出る・出ないにかかわらず、一般常識として必要な知識となってくるでしょう。

 

これから受験生は点数が伸び悩んだり、志望校の判断に迷ったりする難しい時期になります。日没が早くなってきたり、夜風の冷たさを感じたりすると、センチメンタルな気分になりがちです。受験生のみなさんは一人で抱えこまずに、周りの大人に相談してみましょう。話すことで心が軽くなることもあるでしょう。

 

ベスト個別学院では、受験生一人ひとりの悩みに寄り添えるよう、全力でサポートさせていただきます。