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2019.05.29

【香川県】中学生の英語力 ~全国学力調査の結果から~

「35.2%」

 

これ、いったい何の数字だと思いますか。 4月、平成30年度の全国学力調査の結果が、文部科学省から発表されました。

 

図1 中学生の英語力(都道府県・指定都市別)

 

 

 

「35.2%」というのは、香川県の中学生のうち、英検3級程度(国際基準CEFR A1)以上の英語力を有する生徒の割合です。今回は、この数値が示す意味について少し考えてみたいと思います。

 

■英検3級は中2でも受かる

 

英検3級の目安は中学卒業程度です。中1から中3まで全員を含めた数値なら、全体の3分の1程度は妥当であると思われるかもしれません。ところが、各都道府県の平均は42%もあり、なおかつ文部科学省の設定目標は50%なのです。残念ながら、香川県は目標値に遠く及ばず、平均にすら達していません。では、なぜ他県の英語力はこれほど高いのでしょうか。

 

実は、英検はおおよそ7割程度の正答率でも合格できるため、中2内容くらいまでがしっかり理解できていれば、3級合格はさほど難しくないのです(各中学校がどのようなタイミングで英検3級受験を推奨しているかも多分に影響します)。それらを踏まえたうえで再度、香川県の35.2%という数字を考えてみると、これはやはり低すぎると言わざるを得ないでしょう。県別で比較すると、香川県が下位グループであるのは一目瞭然です。

 

■学校の「英語」

 

もう1つのデータがあります。

 

図2 生徒の英語を用いた言語活動の割合

 

このグラフは「授業の半分以上の時間、言語活動を行っている生徒の割合」を示しています。「言語活動」とは、「読む」「書く」「聞く」「話す(やり取り)」「話す(発表)」の5つの領域を授業中に実践することです。香川県はこちらで94.2%をマークしています。9割を超えているのは各都道府県・政令指定都市の中でも3つしかありません。香川県の中学校では、授業中、想像以上に英語が使われていることになります。

 

さて、これらを総合すると、不穏な推測が立ちます。香川県では、他県と比較しても授業の中で英語を使っている割合が多いわけですが、その一方で中学生全体の英語力が高水準であるとは言えません。これはつまり、生徒の英語力向上に対して、学校の英語教育がほとんど効果を発揮していないということになるのではないでしょうか。もしそれが事実なら由々しき事態です。もちろん、このグラフで言う「言語活動」がどの程度のレベルで行われているのか、調査方法がアンケートか否かなど不明瞭な点が多いため、上記2つのグラフにどこまで因果関係があるかはわかりません。

 

ただし、図1のグラフは純然たるテストの結果ですので、香川県の中学生が全国的に見て英語の学力が低いという事実は変わりません。「その原因がどこにあるのか」ということについて、1つの仮説として今回取り上げてみました。

 

この記事をお読みになっている保護者の皆様へ。

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