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2019.08.28

読書感想文の書き方 〜書き方実践〜【後編】

 

さて前編に引き続き、後編では実際にどのように書けば良いかを具体的にお話ししたいと思います。

 

■作文の構成 (いきなり書き始めないこと)
ここからは、いざ文章を書き始めるときの話です。作文や論文の構成には主として2つのパターンがあります。「序論・本論・結論」の三段型と、その本論がさらに2つに分かれた「起・承・転・結」の四段型です。どちらの型でもかまわないのですが、今回は四段型で考えてみましょう。

 

▶︎書き始める前に 論点や項目の整理
作文が苦手な人の多くは、自分が何を書きたいのかはっきりしないまま書き出してしまうために、収拾がつかなくなって意味不明な文章になったり、ペンを持ったまま呆然と白紙を見つめることになります。あせらずに、まずは書くべきことを項目別に整理しましょう。一番わかりやすいのは「5W1H」を使う方法です。それらが整理できたら、いよいよ書き始めます。

 

▶︎起
まずは導入、選んだ本と自分とのかかわりについて述べます。その本を手に取ったきっかけです。本を選んだ理由は何でも良いと思います。作者の他の作品を読んだことがあるとか、表紙のイラストや本の装丁がとてもきれいだったとかでも構いません。

 

▶︎承
いわゆるあらすじを書きます。ちょっとした裏ワザですが、文庫本の場合、裏表紙に編集者が書いた宣伝文やアオリ文と呼ばれる文章が200字程度で載っています。本当にサワリの部分しか書かれていないので、それだけというわけにはいかないのですが、「参考に」してみても良いでしょう。

 

▶︎転
ここでようやく自分が感銘を受けた箇所についての感想を書きます。たくさんでなくてもいいので、どのシーンの描写であるのか、どの登場人物のどんな心情・行動・セリフなのか、なぜ感動したのか書きましょう。あまりあってほしくはありませんが、残念ながら感動できなかったという場合、自分が逆に冷めてしまったのはどこで、なぜなのかについて述べると良いでしょう。おもしろくないなら、おもしろくないなりの理由があるはずです。それもまた感想です。

 

▶︎結
結びの部分は、自分がもっとも訴えたいことがらについてまとめます。読書感想文の場合はどちらかというと、「転」で述べた内容を要約する役割が大きいですので、むやみに長く書く必要はありません。

 

以上、4つのパートに分けて、部分的に増やしたり、新たに項目を追加したりして文字数を調整し、原稿用紙を埋めていきましょう。

 

なにはともあれ、まずは本を選んで読み始めないことには始まりません。課題をこなすためだけの読書ではなく、自分にとって意味のある読書になれば、感想文は自然と書けるようになります。せっかくの読書の機会です。少しその気になって探せば、きっと良い本と巡り合えます。ひょっとしたら、それが生涯の“愛読書”になるかもしれませんよ。

 

参考文献 数研出版『クリアカラー国語便覧』読書感想文の書き方・文章の構成