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勉強お役立ちコラム
- 2019.01.31
- 教室長コラム
【受験生女子必読!】受験前にきちんと対策を!
私は小学生高学年からずっと悩まされていることがある。それは毎月必ずやってくる。そう、私の子宮には一寸法師がいるのだ。彼は月に一度数日間にわたって鬼退治のごとく私の子宮を痛めつける。はじめは針でちくちくと時には針でグサッと。ずっと痛いわけではない。一寸法師は緩急をもって私の子宮を責め立てる。ここまで、一寸法師と言ってきたが、生理痛のことである。この何とも形容しがたい痛みに私は一寸法師と名付けた。
その一寸法師は今から10年以上も前、私が中学3年生で、しかも推薦を受けるタイミングでやってきた。まだ、子供だった私はその対策も上手くできず、青白い顔のまま試験会場に向かった。それからは本当に最悪だった。一寸法師は休むことも知らず私の子宮を攻撃する。痛い。おなかをさする私。満足に試験は解けなかったし、小論文なんて、「そして、」と書いてチャイムが鳴った。最悪だ。しかも字数が足りない。最悪極まりない。そんな最悪な気持ちのまま、私の推薦一日目は終了する。
推薦二日目も相変わらず痛かった。姿勢を正し、面接の順番を待ち続けた時間はただただ辛かった。痛くて痛くて、教室は寒くて寒くて、このままでは耐えられない、いい姿勢は保てないと思った私は、試験管に助けを求めた。そのまま私は保健室で休んだ。そのときの私は「やってしまった。もうダメだ。」という気持ちでいっぱいだった。保健室から面接の順番だと呼ばれ、教室に向かう。ノックをして挨拶をすると面接官が私の体調を気遣ってくれたが、私の気持ちはそこにはない。震えが止まらない手。針を振ることを止めない一寸法師。一寸法師の鬼退治が落ち着くころには面接は終わっていた。結果は目に見えていた。私の推薦入試は見事に玉砕した。
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このお話は実際に私が中学3年生のときに経験したことです。大人になった今でも、私はイヴ(鎮痛剤)を手放すことができません。イヴを持ってしても一度だけ、救急車にお世話になったこともあるくらい、生理痛はここ10年以上に渡って、私を苦しめ続けています。病院で検査もしましたが、異常はありませんでした。医師からの診断は「ただ、月経痛が人よりも激しいだけ」。それでも、毎月必ずくる生理から目を背けることはできないのです。これからも付き合いは続けていかなければなりません。しかし、イヴを愛用し始めたことにより、生理痛はかなり落ち着きました。
今でも思うのは、なぜあのとき鎮痛剤に頼らなかったのか。それだけです。子どもだった私は痛みを和らげる方法があるなんて知らなかったし、周りの友達、大人には恥ずかしくて言えませんでした。もし、私と同じように苦しんでいる受験生がいるなら、少しでも私の体験が役立ってほしいと思います。薬に頼ることは決して悪いことではないということを知っていてほしい。自分のパフォーマンスを発揮するためには、辛いことは人に話して共有するべきだということも知っていてほしいのです。
願うのは私と同じ思いをする女の子が一人でも減ることです。私はこの一件があったから、月に一度のイベントともうまく付き合えるようになりました。最悪な受験だったけれど、こうして皆さんに伝えられるくらいこの一件も前向きにとらえられるようになりました。これから受験を迎える女の子たちが、最高の受験を終えられるようにと願い、私はここに私の経験を記します。