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勉強お役立ちコラム
- 2018.09.26
- 教室長コラム
受験のうわさに気をつけて!
もう毎年のことなのですが、冬になって受験本番が近づいてくると、次のような生徒の声が聞こえてきます。
「○○高校は××点以上ないと受からない」
「今年は△△高校はかなり倍率が高くなる」
「□□中学校の生徒は全員落とされる」
まったくもって、一体どこの誰がそんなことを言っているのか。 そんな根も葉もないうわさに過ぎないようなことを口走っている生徒に問いかけてみましょう。
「それは一体、誰から聞いたの?」
「友達から」
「その友達は誰から聞いたの?」
「……」
このように、たいていは情報ソースを2段階たどった時点で、すでに発信源が不明瞭となるのです。 おそらくその「友達」とやらも、誰から聞いたか(または何から拾ってきたか)、きっと答えられないでしょう。 うわさというものは往々にして、発信源がわからなくなっているものです。 これは中高生に限った話ではありませんね。 大の大人ですら、テレビ番組のやらせに憤り、ネットのフェイクニュースに踊らされ、新聞に書いてあることは真実だと思い込んでしまうのですから。
最近、この手の流言飛語に受験生が惑わされるケースが増えています。 そしてほとんどの中学生は純真にして無垢ですから、一度聞いたらそれを何の疑いもなく信じてしまい、結果として一人で悩みを抱えてしまっているのです。
もっとも大きな要因はスマホ、SNSの急速な普及でしょう。 筆者はギリギリ昭和の生まれなのですが、まだまだインターネット自体が未発達であった当時と今とでは、子ども時代に入手できる情報量に天と地ほどの差があります。 ここ20年ほどの急激な携帯端末の進化は、携帯電話がなかった世代からすると、ある意味で恐ろしいものがあります。
技術の進歩という意味においては、情報入手の手段が容易になったことは大変喜ばしいことです。 ただ、ネットの場合、どこの誰が何にもとづいて発信した情報なのかが、非常にわかりにくい。そこに大きな問題点があります。 爆発的に広まっているコミュニケーションアプリ「LINE」。あれ、やりとりしている相手が本当に自分の意図した人物か、みなさん自信がありますか。筆者のようなアナログ人間は、どうにも不安で仕方がないのです。
少々話がそれましたが、中学生の仲間内でまことしやかに語られている事柄、なかでも特に、皆をむやみに不安にさせるような話題の場合、それが本当に真実なのか、まずは疑ってかかるべきです。
そして何より大切なことは、一人で抱え込まずに、信頼できる大人に相談することです。
ベスト個別学院では、過去の傾向や経験からくる予測だけではなく、教育委員会や各高校から公表される最新情報も随時収集しています。 不安に思ったら、まずはご相談ください。生徒さん、保護者様のお力になれるよう、全力でサポートさせていただきます。