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勉強お役立ちコラム
- 2018.08.21
- 教室長コラム
見落とすなかれ、2学期の大きなブラックホール
“問題は夏のあと’’
受験生にとって、夏休みは1か月間という長い期間をどう過ごすかによって大きな差がつくことから、“最後の夏”、“勝負の夏”と言われています。もうすぐ夏休みが終わろうとしていますが、今回は、その夏休みの後に存在する大きな落とし穴、2学期の大きな“ブラックホール”についてお伝えします。
夏休みで充実した生活を送った受験生であっても、2学期からまた学校生活が始まると、生活環境は一変します。通学から授業、部活動(一部の生徒さん)そして放課後……。慣れ親しんだ生活が戻ってきてどこか懐かしかったりするのですが、そこに大きな落とし穴が待っています。それは学習量の無意識低下トリックです。学校の授業だけの学習量、つまり約6時間の学習では、成績や得点力を伸ばしていくのは厳しかったことを思い出してください。カギを握っていたのは「学校外」でどれだけ時間を使えるか、でしたね。
夏休みの学習は今までのつまずきを解消したり、遅れを取り戻したり、1学期に習っていた内容の総復習として充てていた生徒さんがほとんどだったと思います。つまり、学校生活が始まっても、復習に割く時間は今後もキープしなければならないということです。
加えて新学期が始まっていますから、5教科の新しい単元のインプットも必要です。特に2学期の内容はボリュームもあり、難易度も高く、進学校を目指すのであれば必ず押さえなくてはならない単元になります。それなのに、学校生活と余暇に時間を割きすぎると、あっという間に夏休み前の状態へ逆戻りしてしまいます。まるで瞬間移動でもしてしまったかのように。
さらに、追い打ちをかけるように2学期は学校行事も大きなものが入っていたりします。 修学旅行、文化祭・学芸祭 、体育祭などなど。ビッグイベントってどうしても楽しくて時間を忘れがちですよね。気がつけば進路決定直前の模試で手痛い結果を突き付けられるなんてことも。その頃、周りの受験生たちも積算時間を伸ばしてきていて、また逆転しようと思っても、時間も体力も限りがあって、なかなか難しい状況だと感じずにはいられません。ひどいときは偏差値が10以上下がってしまうこともあり得ます。
夏が終わった後こそ、学習時間を確保していく工夫が必要となります。集中してできる環境や、悩み・課題をオンタイムで解決できる場所の確保も重要です。ストレスをなるべくかけずに受験までの学習スタイルを今から計画していくことはとても重要ですね。