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山形県公立高校入試のポイント
このコラムでは山形県の公立高校入試についてまとめていきます。
試験は2回
山形県の公立高校の主な入試は2回あります。前期選抜と後期選抜です。
前期選抜は特色選抜、後期選抜は一般選抜ともよばれます。このコラムの中ではイメージしやすいように「特色選抜」「一般選抜」のよびかたを採用します。
この2回の選抜の他に連携型入学者選抜というものがあり、これは中高一貫校が対象となります。
特色選抜の選抜方法
特色選抜はいわゆる自己推薦入試です。一部の高校では学科検査も課されますが、多くは面接と作文で合否が決まります。
選抜方法の一覧はこちらからご覧ください。
リンク:入学者選抜の概要(教育委員会)
高校ごとに出願要件があり、評定合計や部活動の実績などです。
出願要件さえ満たしていれば学校からの推薦などは必要なく、誰でも出願することができます。
3年間すべての評定が対象になるので、1年生のときからコツコツ頑張ってきた生徒さん向けですね。
募集定員割合は5~50%で高校、学科ごとに異なります(音楽科・体育科だけ特別でそれぞれ60%と80%です)。
各高校の募集要項は教育委員会のHPよりご覧ください。
「東学区」「北学区」などのリンクから高校リストに移動します。
特色選抜を受験する場合はメリット、デメリットを確認しておきましょう。
メリットは、本命の高校を2回受験できることです。チャンスが増えることはもちろんですが、試験を受けるたびに成長できるからです。もし特色選抜で何か失敗してしまっても、2回目は少し緊張も和らぎ、同じ失敗はしにくくなるでしょう。
特色選抜を受験するデメリットとしては、準備のために一般選抜の勉強時間が削られることがあります。受験前後にそわそわして勉強に集中できなくなる生徒さんもいるので、本番は一般選抜であることを前提にしましょう。
募集要件を満たしているからといって、本当に行きたいわけではない高校を受験するのはダメですよ。
一般選抜の選抜方法
一般選抜は入試当日の5教科の試験である「学力検査」の点数と、3年生の評定である「調査書」の点数で合否が決まります。
学力検査の満点は100点×5教科=500点です。
調査書の評定は中学3年生のみが対象で、満点は5点×9教科=45点です。
このままでは調査書が学力検査の10分の1もないので、高校・学科ごとに決められている比重に調整します。
調査書:学力検査の配点比重は7:3・6:4・5:5・4:6・3:7のいずれかであると定められていますが、現在7:3、6:4を採用する高校はありません。また、普通科系の高校は学力検査の比重が大きく、工業高校や農業高校などの実業科系の高校は調査書の比重が大きい傾向にあります。
こちらの資料で高校ごとの配点比重を確認することができます。
リンク:入学者選抜の概要(山形県教育委員会)
※特色選抜の項目でご案内したものと同じ資料です。
◆山形市の高校の配点比重
山形東 3:7
山形南 4:6
山形西 3:7
山形北 3:7
山形工業 5:5
山形中央
普通科 3:7
体育科 4:6
山形商業 3:7
たとえば山形北高校は3:7なので、調査書を150点、学力検査を350点に調整するとわかりやすいです。
調査書は45点を150点に合わせるため3.3倍、学力検査は350点に合わせるため0.7倍します。
評定の1点が学力検査1点の5倍くらいの重さになりますね。
山形工業高校は5:5なので、調査書と学力検査をどちらも250点に調整します。
調査書は5.5倍、学力検査は0.5倍にします。
なんと、評定の1点が学力検査1点の11倍の重さになります。
評定について詳しく書いたコラムがありますので、よろしければご覧ください。
その他
上記以外の特徴では以下のようなことがあげられます
・学区制を採用しており、普通科・理数科・探究科は原則学区内の高校にしか出願できません。
・願書提出は1回きりで、出願先変更期間はありません。
・インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスに感染した場合などに追試験を受けることができます。
さいごに
公立高校の入試についてイメージできたでしょうか。ぜひ志望校の募集要項については読んでみてくださいね。
何かご相談などありましたらお気軽にベスト個別にご連絡ください。
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