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勉強お役立ちコラム
- 2024.03.18
- 全国の教育情報
高校生になる前に知っておこう!中学と高校の勉強の違い
中学校の卒業式を迎え、保護者さまは、お子様のこれまでの成長に感動を感じていらっしゃると思います。
この記事では、お子さまが、高校生生活も充実して過ごせるように、事前に中学と高校の違いを勉強という切り口からお伝えしようと思います。
量と質が変わる
突然ですが、どうして高校に通うのでしょうか?
「選択肢を広げたい」「専門科目を学びたい」
「将来の夢のための基礎知識を身につけたい」「大学に行くための一歩にしたい」・・・
などのさまざまな理由があると思います。
高校は義務教育が終わった後の高等教育機関です。自分の目標に対してコースを決め、難易度の高い、細かく分かれた科目を学んでいく場所です。
そのため、中学校の勉強とは量も質も変わってくるのです!
この量と質の違いとは具体的にどういうことなのでしょうか?
それぞれについて詳しく解説していきます。
①量が増える
高校生になると、授業の科目数が増えます。
例えば、高校1年の数学が、数学Aと数学Iに。英語が、コミュニケーション英語と英語表現に。
科目によっては3科目以上に増えるものもありますが、1科目が2科目ずつに増えるとしても、単純計算でも2倍以上になります。
専門科目を学ぶ学校では、専門科目も増えてきます。
その上、一科目あたりの覚える量や知識の部分も増えてきます。
例えば、英語を例に挙げると、高校入試までに必要と言われている単語数は、約2500単語ですが、大学入試までに必要な単語数は約4200単語になります。
標準的な普通科の高校の教科書ページ数をもとに考えると、高校3年間の学習量は、中学3年間の学習量の10倍ともいわれています。
②質が変わる、難しくなる
学習量が増えるだけではなく、難しくもなります。
例えば、中学数学の二次関数では原点を通るものだけを習いますが、高校数学では平行移動し原点を通らないものも増え関数の式を出すための方法も習っていきます。
さらに2020年には教科書改訂がありました。これまでと同程度の知識を覚えたうえで、読解力や思考力、表現力が重視されています。同時に始まった大学入学共通テストではすでにこれらの力を試す問題が多く出題されている状況です。
2025年からは完全に新課程での大学受験の大学受験となりますから、その傾向はますます強くなるでしょう。それに合わせ、高校での学習がより難しくなっていくと考えられます。
高校では1年生からの日々の学習が大事になる!
このように、「量」が増え、「質」が変わり難しくなるため、つまずくと取り返すことが大変になります。学校の授業がわからない→課題がままならない→わからないところを解決する余裕がない→定期テストの準備の時間がとれない…といったマイナスサイクルに陥りやすいのです。
そういった状態で高3になり、部活を引退した後に大学受験勉強を始めても間に合わない可能性が高いです。
また近年増加している推薦入試では、高1からの日々の学習、つまり評定に重きを置かれることがほとんどです。
高校1年生からできるだけつまずきを作らないように学習を重ね、定期テストで好成績を修めることが大事なのです。
スタートダッシュをして備えよう!
量が増え、難しくなり、かつ高校1年生からの勉強が大切。
「そんな大変なこと、できないかもしれない」と思うかもしれません。
しかし2つのポイントをおさえることで、つまずく可能性をグッと下げることができます。その2つのポイントとは「学習習慣」と「予習」です。予習をする→学校の授業がわかる→課題もサクサク→時間や気持ちに余裕がある→テスト勉強もばっちり…というプラスサイクルに入りやすくなります!
そのために、まずは高校受験までの学習習慣を継続していくことが重要です。時間があるうちに予習をすすめておきたいですね。高校入学までの時期に「スタートダッシュ」をしましょう!
保護者さまにおかれましては、お子さまが「予習」に軸をおいた学習習慣を身につけることで、充実した高校生生活を迎えられるように、入学前の時期に声がけしてみることをおすすめいたします!
ベスト個別の高校生指導では、入学前に学習習慣をつけ、予習を進める講座をご用意しております。お悩みの際はぜひお声がけください!