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2021.05.06

【香川】令和3年度 公立高校入試 ~概評から見えてくるもの~

入試

 

香川県教育委員会から、3月に実施された高校入試についての「概評」が発表されました。概評には、受験者の総数、各教科ごとの最高点・最低点、正答率の高かった設問、反対に低かった設問など、入試の概要が書かれています。今回は、そのなかでもとくに“平均点”に注目して、考察してみたいと思います。

 

 

数学の極端な“低下”

まずは下のグラフをご覧ください。

 

 

これは過去10年間における、公立高校入試の各教科平均点をまとめたものです。ご覧のとおり、令和2年度は5教科とも28点から30点の間に集中していたのですが、令和3年度は数学だけが大幅に下落するという結果となりました。

 

公立入試の数学はここ数年、28点前後で安定していただけに、今年の昨年比マイナス5.5点という数字は驚きですよね。

 

 

なぜ数学だけ?

では、数学が平均点を下げた要因はどこにあるのでしょうか。 実は、問題の構成や設問ごとの難易度については、それほど変化があったわけではありません。

 

キーポイントとなったのは「問題4 (2)」だと思います。 全部で3問、点数にして7点分あったのですが、この設問の特徴は、問題文がとにかく長いということです。前提条件の説明も、問そのものの問題文も、近年では見たことがないほど文字数が多くなっています。

 

落ち着いて読めば、決して手出しができないほどの難易度ではなかったはずなのですが、かなり量が多かったので、もしかすると問題を読むことをあきらめてしまった受験生も多かったのかもしれません。その他の教科についても傾向をまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 

参考:【令和3年度】香川県公立高校入試の傾向を分析してみた! 

 

 

受験生

 

設問の長文化は全国的な“トレンド”

数学に限ったことではないのですが、ここ数年、テストの問題文が長文化しているというのは、じつは全国的な傾向なのです。そして、今年度から中学校において新しい学習指導要領が施行されました。そこで掲げられている「三つの柱」のうちのひとつが「思考力・判断力・表現力」です。

 

文部科学省は「言語能力の育成」を重視すると明言していて、「国語を要として、すべての教科等で子供たちの言葉の力を育みます。」としています。今後、新しい教科書のもとでの入試において、問題の傾向の変化とともに、設問文そのものを正確に読み取る力が求められそうです。

 

 

香川県教育委員会「令和3年度公立高等学校入学者選抜学力検査の概評」

文部科学省「学習指導要領のくわしい内容」