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勉強お役立ちコラム
勉強を「やる気」に頼らないために必要なこととは?
こんにちは!
ここ福島県いわき市では6月1日(月)から小中学校の一斉登校が再開し始めましたが、約3ヵ月間の休校状態が続いてきました。
生徒さんの中には、いろんな気持ちを抱えながら、学校から出された課題に一生懸命取り組んた生徒さんもいれば、学校や塾がないことで、ゲームやスマホに夢中になって1日中ダラダラと過ごしてしまい、生活リズムや勉強リズムが崩れてしまった方もいらっしゃったと思います。
そして、後者だったお子さんのお母様方はこう思ったのではないでしょうか。
「ちゃんと勉強してほしい…」
「ちゃんとやっている子もいるのに…」
「なんでうちの子は勉強に対するやる気がないのかしら…」
こうした思いをわかってほしい、でも言いすぎてもよくないな、という「葛藤」を感じられた方も、少なくなかったのではないかと思います。
そんな方にきっと役立てていただけるはず! ということで、今回は「やる気がなくても勉強を継続できるコツ」をご紹介いたします!
■勉強を継続するうえで1番大切なことはやる気に頼らないこと!
生徒さんによって勉強へのやる気って違いますよね。
とてもやる気があって親が何も言わなくても机に向かう子。
「勉強をしたら発作を起こして死んでしまうんだー!」ってぐらい勉強嫌いな子。
子どものやる気はとても気まぐれです。24時間365日やる気に満ちているなんてことは、まずないと思います。私だってそうです。
ですので、「やる気があるから勉強する!」「やる気がないから勉強しない!」といったやる気に頼った勉強をしていると続きません。
継続するうえで1番大切なことは、やる気がなくても勉強をする環境を本人または周りの人が作ることです。
私たち大人にできることとしては、子どもたちが勉強に対してやる気が出るように働き掛けながらも、やる気に頼らない「勉強する環境」を作ってあげることだと思います!
■やる気に頼らない勉強の環境作りのために実践したい2つのポイント
1)誘惑を物理的に断ち切る
誘惑の代表といえば、ゲームやスマホ、漫画などでしょうか? しかし、ゲームやスマホなどを捨てる必要はありません。勉強する場所から目に入らない、手が届かないようにしましょう。理想としては自分の部屋があって、その部屋には誘惑になるものがない状態が一番です。
誘惑になるものはなくても、部屋が整理されていなければ気になって集中力が途切れてしまいますので、机の上には勉強道具のみにしておきましょう。
しかし、ご家庭によってはでリビングで勉強しているケースもありますよね。その場合には時間を決めてリビングで勉強し、その間、家族は「テレビを付けない」「スマホをいじらない」を徹底しましょう。
家族の方々にとって大変ではありますが、勉強している時に周りの人がゲームやスマホをいじっていたり、テレビを見ていたりしては集中できず勉強が進みません。進んだとしても勉強内容が頭に入っておらず効果が薄くなってしまいます。
2)あえて他者と約束をする
自分自身で決めた約束事は簡単に破りがちですが、他者との約束は破りにくいものです。
自分で「夏までにダイエットするぞー!」と思っている人と、友人や会社の人に「夏までにダイエットします!」と宣言している人では後者の方がダイエットの成功率は高まります。
そう考えると、ライザップが人気なのもうなずけます。トレーナーという他者と約束し、管理してもらう。自分に頼らないからこそ成功率が高い。
勉強も一緒です。他者との約束が大事なんです。他者の「目」があることが大事なんです。
では具体的にどんな約束をするべきか。次の2点を決めておくことをオススメします。
「いつ」「どこで」勉強するのか。
これを守れなかった時の「ペナルティ」はどうするのか。
「いつ」というのは何時~何時に勉強するのかということを指します。毎日同じ時間を設定するのが理想的です。勉強時間をどれくらいに設定するのがいいか迷った時には、宿題+30分を目安にしましょう。毎日宿題のみで30分やっている場合は宿題30分+自学30分で1時間、というように設定すると良いでしょう。
一方で、もっとやってほしいという気持ちもあるかと思います。しかし、勉強習慣がまだ身についていないうちに、ハードルを高く設定してしまうと、継続させることができません。
まずは勉強の習慣を身につけることが大事です。勉強習慣が出来上がればあとから時間を増やすことは容易です。
次に「どこで」。これは自分の部屋なのかリビングなのかということですね。これはご家庭の都合に合わせて決めましょう。
また「ペナルティ」は軽すぎず重すぎずが大事です。ペナルティがないと他者との約束の効果が薄まりますし、逆に重すぎると開き直ってやらなくなってしまいます。適度な緊張感が大切ということです。
具体的には「約束を破ったら、1日スマホやゲーム禁止」にするといったことですが、約束を破ったら、そのペナルティを親御さんが必ず実行する事も非常に大切です。実行されなければ、守らなくても大丈夫だと思ってしまい、約束の効果がなくなってしまいます。
以上の3つを決める上で注意したいことは、子どもときちんと話し合って決めることです。親が一方的に決めると逆効果です。
大切なのは、親の立場から「こうしないか?」という形で提案し、最終的には子どもの口から「それで頑張る」という言葉を引き出すこと。
先ほど具体例を挙げましたが、絶対にということではありません。親と子の双方が同意できる内容であることが一番重要です。一方的に決められた約束事よりも、自分が決めた約束事の方が納得感があり守りやすくなるものです。
■【番外編】自宅以外に勉強場所を作る
これは誘惑を断ち切る最終形です(笑)。
家で勉強するときには誘惑となるものには目や手が届かないようにしましょうと言いましたが、ついつい手が伸びてしまうこともありますよね。
そんな時は家に誘惑となるものを置いて、自宅以外の場所で勉強してみるのも1つの手です。自宅以外のおすすめの勉強場所をご紹介します(^^)/
・塾
他者の目もあり誘惑も断ち切れる、わからないところはすぐに聞ける。
勉強するには最適な環境です。お金はかかりますが、勉強の習慣が身につきやすいメリットがあります。
・図書館
他者の目が程よくあります。同じく勉強している人もいるので緊張感も少しあると思います。また図書館は静かに過ごす場所なのでとても静かで集中しやすいです。基本的には無料で使えるので、学生にオススメの勉強場所ですね。
・その他施設
いわき市であれば、いわき芸術文化交流館アリオス、いわき市生涯学習プラザなどが挙げられます。図書館ほど大きくはないし、多少ガヤガヤしていると思います。適度な雑音がある方が集中しやすいという人にはオススメです。ちなみに例に挙げた2つの施設も無料で使用できます。
▼ご利用の際は事前に開館時間をご確認ください。
【まとめ】
今回ご紹介した「継続するためのコツ」は勉強に限ったことではありません。
部活動、筋トレ、ダイエット、読書などなど、やった方がいいが、やるのが面倒臭いことってたくさんありますよね。
これをやったらもっと人生が豊かになる! 良くなる! って頭ではわかっているのにできない…。私たち大人だってそうです。子どもだから継続できないというわけではありません。
継続力というのは練習で身につくスキルです。大人になっても必要なスキルですので、子どものうちから練習して継続力を少しでも身につけておければ、素敵な人生を歩めるはずです。
少しでも子どもたちの未来が明るくなるように、私たち大人も協力しながら、一緒に向き合っていきましょう!