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勉強お役立ちコラム

2018.10.03

2018年度山形県立高校入試分析(国・数・英)

【国語】

 

大問は全5問。例年通り文学的文章、説明的文章、古文、漢字、作文の構成となっています。知識、理解力だけで正答を導き出せる問題だけでなく、日常生活や学校、家庭における学習を基盤とした複合的な問題が多く、思考力と表現力が求められました。

大問1、2の文章は、絵本の読み聞かせや俳句の季語に関する内容であり、人とのかかわり、日本語そのものに対する好奇心を深める題材となっています。記述式問題は、本文からの書き抜きではなく、自分でまとめて書く問題も多く、文章を的確に捉え、余すことなく表現する力が問われます。

大問3の古文に関しても、筆者の意図を正しく読み取る力が必須でした。

大問5の作文は、資料を読み取り、自身の見聞を記す必要がありました。常日頃から好奇心を持ち、意欲的に文章を読み書きする機会を設けることが、今後の入試を突破するためのポイントとなります。

 

 

【数学】

 

大問が4題、小問数が21題とほぼ例年通りです。出題内容は広く、全学年の各単元からまんべんなく出題されています。問題の傾向としては、大問4題、小問22問前後が定着しています。思考力が問われる問題が出題されていますが、教科書を中心とした学校の教材をきちんと理解すれば十分解ける内容になっています。応用力を付けるよりも、各単元の基本的な公式や解き方を身に付けることで、多様な知識を総合的に活用する力を備えることが重要です。

対策としては、基礎を固め、入試問題などを使用し、標準レベルの演習を重ねること。結果のみを問うのではなく、解法の過程や考え方を記載する記述問題が出題されているため、普段から考え方の順序を記述できる練習が必要になります。

 

 

【英語】

 

問題構成は例年、リスニング1題、会話文2題、長文読解1題、英作文1題の計5題の構成となっています。昨今の教育改革の流れから、記述式の問題が各所に散りばめられています。

リスニングであっても聞こえてきた放送をそのまま英文に書き起こすといった問題もあるため、従来の選択型の問題だけの対策では高得点を狙うのが難しくなっています。

会話文であれば、会話の流れから適当な単語を入れて、会話を成り立たせるといった単純な単語力を問うような問題もあります。長文読解の英文自体はさほど難しくはありませんが、要約を日本語で書いたり、英語で答える問題が多々あります。

このように普段から英訳など慣れるように対策が必要になってくることから、基本的英単語の理解、慣用句などの表現の確認を漏れなく理解をすることが入試突破のカギになるでしょう。

 

次回はこれらを踏まえた得点奪取のポイントを紹介します! お楽しみに!