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2020.05.20

【福島】2020 福島県立高校入試分析 ~問題が「例年通り」ってホント??~

入試の総評でよく見かける「例年通り」という言葉。それは本当に「例年と同じ」なのでしょうか? 福島県教育委員会から出された今年の入試結果を振り返りながら、一緒に考えてみましょう!

 


【もくじ】

>>国語と数学で46点以上取れた生徒さんは、わずか0.1%!!

>>「例年通り」なら対策していれば解けるはずなのに、どうして解けないの?

>>2020年度の問題はどのように作られている?

>>2020年度 福島県入試問題の特徴

>>まとめ


 

2020 福島県立高校入試分析高校入試分析~問題が「例年通り」ってホント??~

 

・国語と数学で46点以上取れた生徒さんは、わずか0.1%!!

 

2020年度福島県立前期選抜学力試験の平均点は127.1点でした。昨年度が131.2点なので、それほど大きな差があるようには見えないため、まさしく「例年通り」の難易度といえるでしょう。また、最高得点は232点。昨年の227点より上ですが、今年も応用問題は難しかったようです。

特に、国語と数学で46点以上取れた生徒さんは全体の0.1%! さらに数学に関しては41~45点取れた生徒さんも0.7%とかなり少なく、40点以上を取ることが難しかったようです。ちなみに、英語は46点以上が1.9%、41~45点以上が8%以上いましたので、数学の応用問題を解くことがいかに難しかったのかわかりますね。

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・「例年通り」なら対策していれば解けるはずなのに、どうして解けないの?

 

「毎年同じ難易度なら、昨年度の入試を対策していれば解けるはず!」そう思いますよね? でも解けない。どうしてでしょうか。それは、問題が少しずつ変わっているからです!

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・2020年度の問題はどのように作られている?

 

福島県のHPにある「2020年度福島県立高等学校入学者選抜における基本方針」を見てみると、次のように記されています。

“学力検査の問題作成に当たっては、中学校学習指導要領に示された各教科の目標及び内容を踏まえて、基礎的・基本的な内容の確実な定着を見る出題を一層工夫するとともに、論述式の解答を求める出題や思考力・判断力・表現力等を問う出題をさらに工夫するものとする。”

そうなんです、「一層工夫」しているのです。つまり全く同じ問題ではないのです! 文章をよく読まないと何を答えて良いのか分からなかったり、答えが一つではなかったり、自分の判断で説明を適切に言い表す必要があるわけですね。

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・2020年度 福島県入試問題の特徴

 

それらを踏まえて改めて今年度の福島県入試を振り返ってみると、いくつか面白い特徴が見られました。

 

ベスト個別学院_国語

〈国語〉

漢字の読み書きを大問1にすべて配置。大問1以降はほとんど読解などになるため、ペース配分を間違えてしまうと途中で集中力が切れてしまう可能性がありました。また、大問5、3(2)は本文から読み取れる内容と異なっているものを見つける問題でした。これは2018年生徒の学習到達度調査(PISA)で15歳の日本人生徒さんが苦手とする問題傾向の一つです。

 

ベスト個別学院_数学

〈数学〉

大問2、(1)は等式の性質を理解しているかどうかの問題。計算ができても、性質を理解していないと解けない、本質をつくような問題ですね。また、大問4の(2)の問題には、苦手な生徒さんが非常に多い、関数の連立方程式が出題されました。難易度は高くないように思いますが、関数との合わせ技となると話は別。多くの生徒さんがダメージを受けた問題ですね。

 

ベスト個別学院_英語

〈英語〉

英語の変化はとても分かりやすいものでした。例年ですと放送問題1は「絵を見て答える問題」、放送問題2は「空欄補充」、放送問題3は「対話の応答を聞いて答える問題」。今年はなんと放送問題2と3の内容を順番を入れ替えて出題するという変化! 地味な変化ではありますが、事前に目を通しておかないと解くタイミングで大慌てとなる恐ろしい罠でした…。

 

ベスト個別学院_理科

〈理科〉

理科は語句指定の問題が増えただけでなく、前の文とつなげて指定された語句を使って文をつくり、後ろの文にもつなげる問題が2題ありました。文章をつなげることが苦手な生徒さんだと、これもかなり苦戦しやすい問題だったと言えます。

 

ベスト個別学院_社会

〈社会〉

社会は表と図(絵)の問題が増えただけでなく、漢字指定の問題もパワーアップしていました! 例年、漢字指定の場合は「漢字2字で」が多いのですが、今年は「漢字5字で」の問題が出題されました。まるで漢字の書き取り問題のようですね。普段、ひらがなに頼っていた生徒さんは、答えは分かるのに漢字で書けなくて悔しい思いをしたのではないでしょうか。また、国語同様、社会にも正誤を見つける問題が出題されました。

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・まとめ

 

「例年通り」とひとくくりにされがちな入試問題ですが、実際は毎年このようなバージョンアップがされています。特に今年は学習到達度調査(PISA)で問われた、「これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるか(文部科学省HPより)」を意識した問題が多く、分析をしていてとても印象深かったです。そして今般のこの状況下で、中々思うように学習できない受験生も多いことと思いますが、前向きに考えれば学校の進度を考えずに、自分のペースで学習できるチャンスともいえます! 学びの基礎はやはり暗記にありますが、ぜひそれを身近なものに置き換えて、活用してみてください! それが入試対策の一歩になると思います。

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