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勉強お役立ちコラム
- 2025.02.07
- 地域の教育情報
【山形県】入試に向けて1点でも評定をあげるために
この記事では山形県の公立高校一般入試(以下入試)での評定の重要性と、1点でも評定をあげるために今からできるポイントについてお伝えしていきます。
山形県の入試における評定のポイントは2つです。
①評定が入試の得点全体の3~5割を占める
②中学3年生(12月まで)の成績だけが反映される
入試の得点の詳しい計算方法についてはこちらをお読みください。
評定の重要性
まず①をもとに、評定の重要性をお伝えします。
入試を500点満点としたとき、その150~250点が評定です。入試当日の学力調査の点数が良くても、評定が他の受験生より低ければ不合格になる可能性があることがわかりますね。
もう少し具体的に考えていきましょう。
評定と学力検査の比率が5:5の高校を受験する場合、評定の1点が入試で約5.6点分となります。例えば評定がオール3(合計27点)とオール4(評定36点)では、9点しか差がないようにみえますが、5.6倍するので実は約50点の差になるのです。
逆に学力検査は0.5倍になりますので、50点差をカバーするためにオール3の受験生はオール4の受験生より100点も高い点数をとる必要があります。
これは極端な例ですが、評定の重要性は伝わったのではないでしょうか。
入試当日の学力検査は実力が発揮できるか不安があるのに対し、評定は確実な点数として持ち込めるのもメリットですよね。
1点でも評定をあげるために(中学3年生)
この記事を読んでいる時点で3年生のみなさん、今から1点でも評定を上げるために全力でいきましょう。
評定は主に「内申点」と「定期テスト」によって決まることは知っていますよね。
内申点を上げるためには「授業態度」と「提出物」が重要です。これは得意不得意に関わらず改善していくことができます。とくに実技教科はどんどんやる気をアピールしていきましょう。
定期テストは短期間で点数を上げやすい教科を優先するとよいでしょう。
一般的に以下の通りです。
実技教科>社会>理科>国語>数学>英語
実際には学校ごとのテストの傾向やテスト範囲の単元の難易度、得意不得意で変わってくるのであくまで参考です。以下に理由をまとめますので、なるほど、と思えた教科から取り組んでみてください。
まず実技教科は内容的にも量的にも覚えやすく、努力が結果に出やすい教科です。テストの回数も少ないため、評定への影響も大きいと考えられます。ぜひ満点を目指していきましょう。
次に社会と理科です。どちらも単元ごとに内容が区切られているため、これまで苦手だったとしても「今回のテストから頑張る」で高得点が狙えます。
ただし理科は3年生の電池や仕事などが難しく、苦手な生徒さんも多いです。対して社会は公民が比較的学習しやすいため高得点が狙いやすく、優先的に対策していきたい教科です。
国語はテストの傾向によりますが、授業中の板書やワークからの出題が多いのであれば高得点が狙えますね。漢字もしっかり覚えていきましょう。
最後に数学と英語ですが、他と比べると短期間では点数が上げにくい教科です。目標点に合わせて戦略的に、効率よく学習するとよいでしょう。
例えば数学は基本問題から応用問題までバランスよく出題されることが多いです。数学が苦手な生徒さんは基本問題だけ、平均点くらいの生徒さんは無理なく理解できるところまで、など学習範囲をしぼると効果的です。
英語のテストは学校によってとても差が大きいです。授業中の板書やワーク、英単語など、どこからの出題が多いか意識して学習計画を立ててみてください。
1点でも評定をあげるために(中学1年生・2年生)
まず、早くから評定を意識していて素晴らしいですね。入試で活用する評定は3年生の成績だけですが、1年生・2年生から努力することで3年生で高い評定をとりやすくなります。
定期テストを含む普段の学習での優先順は3年生と逆です。つまり以下の通りです。
英語>数学>国語>理科>社会>実技教科
3年生は「短期間で結果が出やすい教科」から学習するのに対し、1年生・2年生は「結果が出るまでに時間がかかる教科」を優先しましょう。特に英語と数学は積み重ねの教科です。つまずかないようにコツコツ取り組みたいです。
授業態度・提出物についても3年生になってから急に改めることは大変です。習慣化し、あたりまえにできるようになっておけるといいですね。
また、先生からの印象を良くしておくこともあなどれません。先生も人間ですから、感情や思い込みが評価につながらないとはいえないからです。「真面目に授業を受けて提出物をきちんと出す良い子」であることは大きなメリットでしょう。
さいごに
この記事の内容はあくまで「入試で必要な評定を1点でも上げるための作戦」です。入試当日の学力検査は5教科全範囲ですし、そうでなくても、日々学んだことはみなさんの力になります。
人生において学ぶための時間が当たり前に用意されている期間は長くありません。なりたい自分に近づくため、学べるときに学んでおきましょう!