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勉強お役立ちコラム
- 2023.01.25
- 教室長コラム
【歴史】お子様が社会の勉強に苦戦してませんか?そんなときは語呂合わせを使いましょう! 第2回:中世~近世編
前回に引き続き、年号の語呂合わせを紹介していきます。
日本史においては、前史の時代から平安時代までを「古代」、鎌倉時代から室町時代にかけてを「中世」、桃山時代から江戸時代までを「近世」、明治以降を「近代」、第2次世界大戦後を「現代」というふうに大まかに区分しています。今回は「中世」から「近世」までをとりあげます。
【鎌倉時代】1185年:鎌倉幕府成立
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いい箱(いいはこ)つくろう鎌倉幕府。
西暦1185年、源頼朝は平氏との争いに勝利し、征夷大将軍に任じられ、自分の本拠地である鎌倉に幕府を開きました。
保護者様の中には1192年に鎌倉幕府は開かれたと記憶されている方も多いと思いますが、新たな説の登場により最近の教科書では1185年説を採用しています。
【室町時代】1338年:室町幕府成立
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いざ都(みやこ)で幕府を開こう。
後醍醐天皇は政治の実権を天皇のもとに取り戻そうと、諸国の武士に命じ鎌倉幕府を倒しました(1333年)。
しかし、後に後醍醐天皇の政治手法をめぐって、幕府を倒した足利尊氏ら武士と対立することとなり、最終的に後醍醐天皇は都を追われ、奈良の吉野に逃れて別の朝廷を立てることとなります(南北朝時代)。
足利尊氏は西暦1338年、征夷大将軍に任じられ、京都に幕府を開きます。これが「室町幕府」です。
【室町時代】1467年:応仁の乱、起こる
1 4 6 7
人(ひと)の世(よ)むなしい応仁の乱。
西暦1467年、室町幕府8代将軍・足利義政の跡継ぎをめぐって有力な守護大名が対立し、京都から全国規模の内乱に発展したのが「応仁の乱」です。
当時の幕府には各地の争乱を抑えるだけの力がすでに無く、将軍の権威は著しく低下しました。これ以降、日本は分裂状態に陥り、戦国時代の発端となったとされています。
【室町時代】1492年:コロンブス、アメリカ大陸(西インド諸島)に到達
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イヨー、国(くに)が見えた。
日本が戦国時代に突入し、各地で戦乱が起こっていたころ、ヨーロッパでは大航海時代を迎えていました。西暦1492年、コロンブスはアメリカ大陸の西インド諸島に到達します。
その後、ヨーロッパ各国(とくにスペイン・ポルトガル)は香辛料や金・銀などを求めて、アメリカやアジアへの進出を加速させていきます。
【室町時代】1543年:鉄砲伝来
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以後予算(いごよさん)かかる鉄砲伝来。
西暦1543年、現在の鹿児島県・種子島にポルトガル人を乗せた船が漂着しました。その乗組員から伝えられたのが鉄砲、いわゆる火縄銃です(鉄砲伝来)。
これにより、戦国時代の戦術が大きく転換することとなり、のちの織田信長・豊臣秀吉による天下統一へとつながります。
【室町時代】1549年:キリスト教伝来
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以後(いご)よく広めるキリスト教。
鉄砲の伝来の頃、ヨーロッパ各国に日本の存在が認知され、その航路が開拓されたことで、ローマ・カトリック教会はキリスト教を広めるために日本に宣教師を派遣しました。
そして西暦1549年8月に来日したのが、かの有名なイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルです。
【江戸時代】1603年:江戸幕府成立
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人群(ひとむ)れ騒(さわ)ぐ江戸幕府。
西暦1603年、徳川家康が江戸に幕府を開いてからの260年あまりを江戸時代といいます。江戸時代は長い期間大きな戦乱はなく、文化も発展し、最盛期の江戸は世界最大の人口を抱える都市になりました。
【江戸時代】1853年:黒船来航
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開国は、いやでござんす、ペリーさん。
西暦1853年7月8日午後5時ごろ、神奈川県浦賀沖にペリー提督率いるアメリカ東インド艦隊、通称「黒船」が来航しました。これまで貿易を求める諸外国はいましたが、ここでの武力威圧による開国要求は幕府滅亡へのきっかけになったとされています。
【江戸時代】1867年:大政奉還
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人(ひと)はむなしい大政奉還。
幕末に入り、外国からの開国要求や、不平等な条約の締結等で、江戸幕府の威信や支配力は急速に低下していきました。もはや幕府が単独で政権を維持することは難しくなったため、朝廷の権威のもと、有力な大名を中心とした会議による政治体制に移行するべく、15代将軍・徳川慶喜は幕府の持っていた政治権力を朝廷に返上することを宣言します。これが「大政奉還」です。
いかがでしょうか。このシリーズでは有名どころしかとりあげておりませんが、実際にはたくさんの覚えるべき年号があります。大切なことは数字の暗記ではなく、それぞれの出来事の背景や、なぜ起きたのか、その結果どういう影響があったのか、というふうに全体をとらえることです。それらを一気に覚えるのは大変ですので、その導入として語呂合わせを使ってみてください。古代編、近代〜現代編もありますので是非そちらもご覧になってみてください。