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勉強お役立ちコラム

2018.11.20

【福島】2019年度県立高校入試~募集定員分析~

今年も2019年(H31年度)募集定員が発表されました。平成31年3月県内中学校卒業見込者数17,293人(前年度比329人減)という影響もあり、前年度からなんと320人の定員減となっています。募集定員の変動に伴い、どのような変化・影響が予測されるのか各高校ごとにまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

 

■福島高校 普通科

定員変動: 320名 → 280名

県北地区最上位校であるため、橘高校⇒福島東高校⇒福島南高校…と視点が移っていくことが考えられます。

 

■福島南高校 情報会計科

定員変動: 80名 → 40名

県北地区最大のサプライズ。1クラス減だが、数字を見れば定員が半分になります。定員が減少したことにより、基準偏差値は55から56に上がっており、受験生を悩ますことになりそうです。そのため、志望校変更に踏み切る生徒が増える可能性が考えられます。問題は志望校をどこに変更するかということ。福島西高校もしくは福島商業高校が候補に挙がりそうですが、基準偏差値を考慮すると、毎年競争率が非常に高い福島西高校よりは、福島商業高校へと移る可能性が高いのではないでしょうか。ただし、福島商業高校もかなりの人気校。倍率を恐れて、福島商業高校から志望校を変更する動きも十分に考えられます。

 

■白河旭高校 普通科

定員変動:200名 → 160名

募集定員削減によって昨年度の1.05倍を超えることが予想されます。大学進学を目指している生徒は光南高校、もしくは普通科系の私立高校に。白河市内の高校にこだわる生徒は、白河実業高校に流れるといったことが起こりそうです。

 

■葵高校 普通科

定員変動:240名 → 200名

会津若松市内で一番人気の普通科高校であっただけに、動揺は隠せません。ここより上位校である会津高校への移動はまず起きないでしょう。したがって、1つ下げての会津学鳳高校に視点が移っていくはずですが、ここも屈指の倍率をキープしており、定員もⅠ期とⅡ期併せて150名しかありません。この2校に関しては、今後、基準偏差値が上昇することは避けられない状況にあると考えられます。葵高校と会津学鳳高校の2校ともを視野に入れ、その動向を探っていくことになりそうです。喜多方高校(普通科)も候補に挙がりそうですが、どうしても市内に留まりたい意向が強ければ、会津ザベリオ高校を検討する生徒が増える可能性も高くなるかもしれません。

 

■喜多方桐桜高校 エリアマネジメント情報システム科

定員変動:40名 → 0名

実業高校の人気が高い地区での定員減となりました。しかしながら喜多方地区全体では、昨年度ほとんどの高校が定員割れを起こしている以上やむなしといったところでしょうか。

 

■喜多方桐桜高校 経営マネジメント科(新設)

定員変動:0名 → 40名

商業系学科の統一により人気が高まる可能性があります。特にⅠ期選抜にて大量に生徒さんを確保していく傾向があるため、早めに勝負を決めたいところ。地元生徒さんにとっては、とても魅力的な学科と言えます。

 

■大沼高校 普通科

定員変動:120名 → 80名

こちらは会津美里町地区の普通科高校。地区内では上位進学3校以外の普通科高校としては毎年実業高校人気に少々押され気味の倍率となっています。出身中学内訳で見ると、例年は地元中学校と会津若松市内の近隣中学校からそれぞれ新入生定員の2割弱が入学している状況です。そして今回の定員減については、当該地区在籍中の受験生数減少の影響も無視できない状況であるため、従来より若干の狭き門となる可能性もあるでしょう。会津地区で見ると普通科高校で80名の定員減は初めてのこと。中学校側も私立高校の併願を推し進めている傾向が見られます。

 

■磐城桜が丘高校 普通科

定員変動:280名 → 240名

いわき市内でも上位の進学校です。定員が減ったことで、昨年度の1.15倍よりも倍率が高くなることが予想されます。また光洋高校や湯本高校へ志願先変更をする生徒が出てくることも考えられ、いわき市内の普通科進学校を受験する予定の受験生は油断ができない状況と言えます。

 

■平工業高校 電気工学科

定員変動:80名 → 40名

昨年度、県立Ⅱ期の倍率では定員割れだった電気工学科。しかし今年度は定員が減ったことにより、倍率1.0を超える可能性も出てきました。平工業高校の学科では、機械科のみが定員80名となっています。定員減により、他の学科に流れるか、勿来工業高校の電気科に変更する生徒が出てくることも考えられるでしょう。