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2018.06.15

大学入試・受験の4つのルートとは

 

20年ほど前まで、「大学生」になる方法は限られていました。というのも、国公立ならセンター試験を5教科7科目受験して2次試験を受ける、私立なら個別の一般入試のみの一発勝負(ただし複数の大学・学部に出願可能)しかありませんでした。(注1)

 

対して今の時代は、大学に進学する方法がたくさんあります。「試験を受ける」のは、その中の手段の一つに過ぎないのです。受験方法にはいくつかのパターンがありますので、少しだけご紹介します。 あくまでも一般的な選抜方法ですので、詳細は大学ごとの募集要項等を読み込んで確認していただければと思います。

 

受験方法その1

公募制一般推薦 学業成績と人物面などを評価され、校長が推薦することによって受験できます。学校から推薦がもらえて、出願要件を満たせば誰でも受験できます。出願要件にセンター試験の受験が必須なものと、そうでないものがあり、どちらの場合でも必要になってくるのは「評定」です。国公立だと、だいたい平均4.0以上が求められます(4.0は最低ラインです)。

 

受験方法その2

指定校推薦 出願要件は公募制とほぼ変わりませんが、あらかじめ自分の通う高校が大学の推薦枠に「指定」されていなければなりません。まず高校内で選考があり、日々の学習状況から生活態度まで総合的に評価されます。他の推薦に比して定員が少ない狭き門であり、大学入学後も成績や態度如何によって指定校枠が取り消される場合もあります。受験生・合格者は高校の代表として、先生たちから大きな期待をかけられます。

 

受験方法その3

特別推薦 いわゆるスポーツ推薦のことです。スポーツ以外にも、文化活動推薦(吹奏楽とか書道とか)や自己推薦があります。評価基準になんとなく評価者個人の主観が入ってくる制度です。だいたいですが、少なくとも全国か都道府県大会で上位入賞レベルの成績や、地域団体からの表彰された実績などが必要になります。自己推薦でよくある「生徒会役員の経験」ですが、これは「会長」でなければなりません。筆者は昔、「副」会長でしたが、推薦を受けるなら「『副』ではダメ」と担任の先生にハッキリ言われたことを覚えています。

 

受験方法その4

AO入試(アドミッション・オフィス Admission Office) 20~30年ほど前に現れた謎の多い選抜方法です。アドミッション・オフィスとは入学管理局、いわゆる入試課のことで、大学の求める人物像(アドミッション・ポリシー)に適合するかどうか、学びへの意欲、適性などを総合的に判断して合否が決まります。

 

……という風に書いてみたものの、その選考方法は大学によってさまざまで、評価基準がよくわからないというのが実情です。私立大学が経営を安定させるために、学生を早期に囲い込むための方策であるとの見方もあります。 長くなりましたが、大学生になる方法は、紙のテストを受けるだけではないということをご理解いただければと思います。 国立大学協会(注2)は、2021年までに推薦入学の定員を全体の30%にまで引き上げる方針を示しており、大学進学の方法は今後ますます多様化していくことでしょう。

 

そこで、受験生はどういった行動をとるべきでしょうか。推薦入試で必要になってくる条件に共通しているのは、「評定」です。 高い評定をもらうためには、普段の授業態度はもちろん、定期テストで高得点をマークしなければなりません。生活態度や勉強方法、学習習慣といったものは、いきなり身につくものではありません。基礎は中学時代に養われます。 大学に入ろうと思ったら、中学校の時点から適切な学習習慣をつけておく必要があります。それだけは、推薦入試や学力試験、そのような形式でも変わりません。 高校に入ってから頑張ればいい、ではなく、中学のときからの積み重ねが大事、ということをご理解ください。

 

(注1)5教科7科目とは、国・数(ⅠA)・数(ⅡB)・英の4科目に、文系なら社会2・理科1教科、理系なら社会1・理科2教科です。

(注2)国立大学協会は、すべての国立大学が所属する団体です。