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勉強お役立ちコラム
- 2022.12.07
- 教室長コラム
高校の看護科と大学の看護学部、看護師になるための進路選択を解説
高校受験を考えるとき、ひとつ話題になるのが、看護科。
「将来は看護師になる!」という志をもった生徒さんも多いですが、高校から看護科に通うのと、大学や専門学校に入ってから看護学部などへ進学するのとでは、具体的にどう違うのでしょうか?
将来は看護師になりたいな。。。なろうかな。。。と考えている中学生のみなさん、いっしょに考えてみましょう!
看護師になるため必要なこと
看護師になるためには看護師国家試験に合格しなければなりません。
そして、その受験資格は、3000時間の専門教育を受けることです。
以下では、その資格を得るための専門教育を受ける進路についてお伝えしていきます。
看護師国家試験を受けるまでの主な進路
お伝えしてきた通り、看護師国家試験を受ける為には、3000時間の専門教育を受ける必要があります。
ここからは、その資格を得るための主な進路について解説していきます。
進路は大きく分け2つあります。
①高校での5年一貫看護師養成課程(看護科の3年間+看護専攻科の2年間)を修了する進路
②高校の普通科等を経て、看護大学(4年)or看護短期大学(3年)or看護専門学校(3年)などに進学し、看護師等養成課程を修了する進路
それぞれ解説していきます。
①高校での5年一貫看護師養成課程(看護科の3年間+専攻科の2年間)を修了する進路
この進路では、高校からの5年間で看護師国家試験の受験資格を得ることができます。
この進路を選ぶメリットとしては、
・②の進路よりも1~2年早く国家試験を受験することができ、最速(20歳)で看護師になることができる。
・5年一貫の課程であるため、進路の為の受験が無く、看護師国家試験の勉強に集中できる。
等があり、高校受験の段階で既に将来の展望がはっきりしている人に向いている進路と言えるでしょう。
高校で看護科を選ぶ際の注意点(重要)
※5年一貫ではなく、看護科3年のみ(もしくは看護科3年と専攻科2年で分かれている)の高校もあるので注意してください。
看護科3年間のみの場合、得られる受験資格は看護師ではなく准看護師となります。
※看護科3年間のみの高校の場合、看護師国家試験の受験資格を得るためには、2年間の専攻科への進学が必要です。
※看護師の業界団体が政府に対して「准看護師」と「看護師」を一本化するよう求めており、看護師の専門性が今後ますます高まるにつれて、「准看護師」は縮小されていくと予想されています。
高校選びの際は、5年一貫課程なのか、3年制の看護科の課程なのかを確認しましょう。
②高校の普通科等を経て、看護大学(4年)or看護短期大学(3年)or看護専門学校(3年)などに進学し、看護師等養成課程を修了する進路
この進路では、高校卒業後、専門学校/大学の3or4年間で看護師国家試験の受験資格を得ることができます。
この進路を選ぶメリットとしては、
・高校・大学でより広く一般教養が積めるため、将来就くことのできる職の幅が広がる。
・高校の段階で進路の変更が容易なため、将来についてゆっくり考えることができる。
等があり、将来について考える時間が欲しい人が知っておくべき進路と言えるでしょう。
最後に
進路に悩む生徒さんはとても多いですが、大事な将来のことなので、「近くに看護科があるからなんとなく」とか「合格できそうだから」とかではなく、自分自身と向き合ってたくさん考え、しっかり納得のいく選択をしてもらいたいなと思っています。
そのために私たちベスト個別も、進路指導など、みなさんの選択をサポートできる体制を整えています!
各高校看護科ごとの合格率がわかるサイトがありますので、興味のある方はご覧ください。