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勉強お役立ちコラム
- 2017.10.27
- 教室長コラム
テストの点数を上げたい!復習はいつがベスト?エビングハウスの忘却曲線
「定期テスト、実力テストの点数を上げるにはどうしたらいいですか?」
これは、よくある質問の筆頭です。みんな気になりますよね。
がっかりさせてしまう回答かも知れませんが、成績アップには勉強することが一番。魔法で成績は上がらないと思いますし、たとえ上がったとしても、魔法がとけた途端に成績が下がってしまったら、それこそ元も子もなくなってがっかりですよね。
勉強の大事な要素は定着率
もし、一度学んだことをすべて忘れなかったらどうなると思いますか? テストの点数アップ間違いなし、きっと100点満点だって余裕のよっちゃんですよね(笑)。でも残念ながら人間は、重要だと判断した記憶以外はどんどん忘れてしまう生き物なのです。
心理学者のヘルマン・エビングハウス(Hermann Ebbinghaus)が、忘却曲線というものを提唱しました。無意味な音節を記憶させたあと、時間が経つにつれて記憶量がどのように変化していくかを調べたものです。実験によると、1時間で56%、1日で74%の記憶が失われることがわかりました。つまり、人間は学習し終わった瞬間から急激に忘却が始まってしまうのです。
ここで大事なのは、繰り返すこと。
復習はなるべく早いタイミングで、できればその日のうちにもう一度見直すことがオススメです。どうしても難しければ、せめて次の日までがいいですね。覚えたことを忘れるまえに、繰り返し見直しましょう。
そうして復習を何度も重ねることで、記憶はだんだん強いものとなっていきます。しっかり頭に・体に定着したら、きっと成績アップに結びついていきますよ。ぜひ復習のタイミングを正しく理解して、学習に役立ててください。