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勉強お役立ちコラム
入試問題が変化しても受験勉強は変わらない。夏休みに基本の総復習を!
前編では教科書改訂による入試の変化についてお伝えしました。後編では変化した入試問題に対して、どのような受験勉強が必要かをお伝えします。
前編はこちら→「教科書改訂から4年目。入試問題はどのように変わっている??」
やはり基本が大事
「生きる力」が重視され、入試問題では「読解力」「思考力」「表現力」が必要な問題が増加しているというお話をしました。
では変化する入試問題に対してどのように対策をすればよいのでしょうか。長い文章をたくさん読み、難しい応用問題をたくさん解けばよいのでしょうか。
いいえ。実は重要なのは基本的な知識の暗記や問題演習なのです。
都道府県や教科ごとに対策すべきポイントは異なりますが、共通しているのは、基本的な知識の暗記や問題演習が重要であるのは変わらないということです。
理由は以下の通りです。
①基本的な知識が定着しているほど応用問題も解ける
②入試では必ず基本問題も出題される
詳しくお話していきます。
基本的な知識が定着しているほど応用問題も解ける
基本的な計算が不安なまま応用問題を解くことはできませんし、英単語や文法の知識が不足していれば英語の長文を読むことはできません。これは当たり前ですね。
さらに言うと、基本的な知識がきちんと定着しているほど応用問題も早く正確に解くことができるのです。
例えばこちらは宮城県の2023年度入試の問題です
一見難しそうですが、(2)はとても簡単です。
「直線の式を求めたい→2点の座標をy=ax+bに代入する」
この基本的な解法がパッと思い浮かべば2分で解ける問題なのです。
入試では必ず基本問題も出題される
多くの公立高校入試では基本問題から応用問題までバランスよく出題されています。全ての受験生が同じ問題を解きますので、どの学力層の生徒さんにも順位をつけられるようにするためです。
大事なことは自分が受験する高校に合格するためには何点必要か、そのためにはどのレベルの問題まで解けるようになる必要があるかを知っておくことです。
そして受験までに合格ラインに到達できるように計画を立てましょう。
たとえば、偏差値50くらいの高校を目指すのであれば、教科書のまとめ問題まできちんと解けるようになっていれば十分ではないでしょうか。
目標偏差値別 夏休みの目標
以下は目標とする高校の偏差値別に簡単な学習計画をまとめたものです。
◎目標偏差値55以上の生徒さん
苦手なところをさらっと復習し、実践的な問題に取り組み始めましょう。「読解力」「思考力」「表現力」が必要な問題に早くから慣れておくことが重要です。並行して基本問題を反復もしましょう。問題を読んですぐに解法のポイントが思い浮かぶようなトレーニングもおろそかにできません。
秋以降は中3の残りの範囲もできるだけ早く学習を終わらせ、入試に近いレベルの問題を多くこなしていきましょう。
◎目標偏差値45~54の生徒さん
夏休み中に基本事項の総復習をし、わからないところがないようにしておきましょう。1回読んで終わりにせず、何度も繰り返し問題をといて定着させることを意識しましょう。
秋以降は新しく学ぶ範囲をしっかり覚えつつ、基本問題の演習の時間を確保しましょう。
◎目標偏差値~44の生徒さん
夏の間に1週目の復習を終わらせられるように頑張りましょう。基本事項がまとまったテキストを各教科1冊ずつ準備することをおすすめします。
秋以降は新しく学ぶ範囲を学校の授業できちんと抑えつつ、入試までにテキストを3周するつもりで勉強時間を確保しましょう。
いかがでしたでしょうか。これからの受験勉強の参考になれば幸いです。
ベスト個別では生徒さん1人1人の現在の状況と目標を確認しながら、一緒に受験勉強の計画を立てています。お困りの際はお気軽にご相談ください。