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勉強お役立ちコラム

2022.06.01

即実践! 家庭学習で大切な3つのこと

毎日家庭学習にあてられる時間は限られています。部活に習い事にご飯にお風呂、できればスマホをみたり趣味にあてる時間もほしいですよね。時間はあっても疲れていてたくさんは勉強できない、という人もいるでしょう。

 

そこで今回は、限られた時間の家庭学習の効率をよくするポイントをお話ししたいと思います。

 

 

環境整備

 

①机の上に勉強に必要のないものを置かない

机の上に物が散乱していたりスマホや雑誌などの誘惑物が近くにあったりすると、意識がそちらへ向いてしまいがちです。

そして、気になるときって、ちょうど集中力が切れたタイミングなんですよね。

そこから「2時間スマホいじっちゃった」とならないために不要なものは片づけましょう。

 

②整理整頓

プリントや参考書などを探すのに時間がかかる人はいませんか?探している時間ってもったいないですよね?

人が探し物をしている時間については様々な研究がなされていますが、年間150時間というデータも…。

その時間をまるまる勉強にあてられたらいいですよね!

 

 

計画を立てる

 

計画を立てるメリットは主に以下の3つです。

 

①「今日は何をしようかな」と考えている時間を減らす。

②やることが決まっているのですぐに始められ、習慣化しやすくなる。

③「行き当たりばったりなので、何を勉強していて、何を勉強していないかわからない」を防ぐ

 

はじめは短い時間でもよいです。決まった時間に決まった内容にしてみるのもよいでしょう。

 

例えば、「毎日20時から30分間その日の復習をする」などです。慣れてきたら時間や内容を増やしていきましょう。

 

ポイントは「無理な計画を立てないこと」と「できるだけ具体的な内容(ワーク2ページなど)にすること」です。土曜日や日曜日を利用して翌週の学習計画を立ててみるのはいかがですか?

 

 

学習の質を上げる

学習の計画が立てられたら、その質を上げていきましょう。

 

①制限時間の意識をもつ

時計

 

みなさんは以下のAさんとBさん、どちらの勉強方法が効果的だと思いますか?

 

Aさん:わからない問題にもじっくり向き合い、1時間で10問解いた。丸付けはしたが解きなおしまではできなかった。

Bさん:わからない問題はとばし30分で10問解いた。丸付けをして解説を確認し、間違えた問題の解きなおしを行った。

 

どうでしょうか。そうです、同じ1時間の学習の結果、解ける問題が増えたのはBさんですね。

 

また定期テストや模擬テスト、入試に至るまですべてのテストに制限時間があります。時間をかけて問題を解くことができても、制限時間内に解けなければ点数にはなりません。問題演習時には普段から制限時間を設けて取り組みましょう。集中力もつきますので、おすすめです。

 

 

②答え合わせは正確に

単語のスペルや漢字、答えの符号などが間違っているのに〇をつけてしまったことはないでしょうか。

気づかないうちに「当たっているだろう」「間違えているわけがない」という意識になり、答えを「見ているつもり」で自己採点をしているのかもしれません。

では、間違っていることに気づかずにそのまま〇にしてしまうと、どんな問題がありますか?

 

そうです。「間違ったまま覚えてしまう→できている(と思っている)のでやり直さない→テストで✕をもらう」となります。

時間をかけて間違ったことを覚えるのは悲しいですよね…。

 

もし、記述問題で正解かどうか迷ったら、なんとなくで丸をつけずに先生に確認しましょう。

「文字数指定」や「指定された語句」、解答の文末表現(理由をきかれたら「~だから」とこたえるなど)といった問題条件に関しては自分で判断できるようになるといいですね。テストでも条件を確認する習慣がつきますよ。

 

このように、問題を解いてから自己採点をするまでが1セットと考えましょう。正確に答え合わせができることは、実はすごく大切なことだとです。

 

 

③ケアレスミスを意識する

勉強

「誤字・脱字」「スペルミス」「問題の読み間違え」などのいわゆるケアレスミス、軽く考えてはいませんか?ケアレスミスに隠れている罠は、次の2つです。

 

1つ目は「間違えたけどわかっているから大丈夫」と勘違いしてしまうことです。本当は「知っている」けど「定着」していない、演習が必要な問題である可能性が高いです。しっかり解きなおしをしましょう。

 

2つ目は「テストで気を付ければ大丈夫」と考えがちなことです。練習でできないことが本番でだけできる…そんな都合のよいことはありません。自分がしやすいミスの原因をきちんと把握し、普段の演習から気を付けていきましょう。

 

時間制限についてはさきほど述べましたが、いくら速く解けても答えがあっていなければ点数にはなりません。家庭学習も速く正確に解けるように意識して取り組みたいですね。

 

 

④目的に合わせたノートづくり

テスト勉強中「きれいなノートをつくること」が目的に変わってしまっている人いませんか? ノートにまとめることも勉強方法の1つではありますが、問題を解かなければ、本当に定着しているのかどうかはわかりません。

 

つまり「ノートができあがった=テスト勉強のスタートラインにたっただけ」です。問題を解く時間を十分に確保するために、ノートにまとめるという作業はできるだけ効率よく行いたいですね。

 

例えば、授業中に板書を写す時点で重要な用語はオレンジのペンで書いて赤シートで隠せるようにする、などです。

 

プリントやテキストなどすでに印刷されているものでも、覚えたい個所をぬると赤シートで隠せるようになる緑のマーカーもあります。そもそも、ワークなどに重要事項がわかりやすくまとまっていることもありますよね。

 

ノートにまとめることと、問題を解けるようになることとは別です。解けなかった問題のみをまとめるなど、限られた時間を有効に使いましょう。

 

 

そして最後に、部活で疲れている状態や眠くて仕方がないときは、無理に勉強することは控えましょう。学習内容が頭に入ってこないからです。仮眠をとったり、早めに寝て翌日早く起きて学習したりするなどの工夫をしてみましょう。

 

ここまでしっかりと読めたあなた、集中していますね。自分に合った家庭学習を見つけていきましょう!