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勉強お役立ちコラム

2021.12.07

【香川県】令和4年度入試 定員発表 ~定員増減のひみつ~


香川県公立高校入試、令和4年度の定員が発表されました。受験生のみなさんは、香川県教育委員会のHPで内容をしっかり確認しておきましょう。

 

 

今年は“微増”


全体として、今年は小規模な変動にとどまりました。県全体での合計は25人の「増」となり、最終的な入試倍率に大きな影響を及ぼすような変更は見られません。

 

昨年のようにクラスごと減らされるようなことはありませんでしたが、今年「減」となった高校は県の東部地域に偏っています。定員「減」となったのは、津田高校、志度高校、三本松高校、そして小豆島中央高校で、これは少子化の影響を受けているように思います(注)。

 

(注)津田高校と志度高校は、石田高校とあわせて、今後10年以内の統廃合が決まっています。詳しくはこちらをご覧ください。

参考:【香川県】速報! 石田・志度・津田高校が統合されます

 

 

定員の増減について

ところで、公立高校の定員の増減には、県内の中学3年生の総数と密接な関係があります。

 

香川県教育委員会が公表している統計データから、中学3年生の数と高校の定員の関係についてまとめてみました。下の表を見てみてください。

 

表 中3総数と定員の割合

中3総数に対する定員の割合

 

ご覧のとおり、公立高校の定員は、その年の中学3年生の総数に対して、およそ7掛けで設定されていることがわかります。つまり、その年の中3生は前年に比して増えていれば定員も増えるし、その逆もまた同様だということです。

 

統計によると、今年の中2生の総数は8,545人で、現在の中3から0.1%の増となっているため、来年度の入試も定員は微増するであろうと予想されます。

 

注意が必要なのは、ここから予測できるのは「合計で増えるか減るか」だけであって、高校ごとの定員の詳細までは判断できない点です。極端な話、ある高校は1クラス(30~40人)増えて、別の高校は同じ数だけ削られる可能性もあるわけです。

 

ただ、これは例年の傾向でもありますが、倍率が高かろうと低かろうと、各高校のボーダーラインに達していれば合格できているし、達していなければ、やはり合格を勝ち取ることはできません。

 

定員が減れば、それだけ倍率が高くなりやすく、受験生からすれば不利に感じるかもしれません。でも、それを嘆いてもしかたがありませんよね。

 

公立高校入試まで3か月。受験生のみなさんがやるべきことは、1点でも多く取れるよう、力をつけるための取り組みです。一緒に乗り越えていきましょう!