1「実力はあったのに」が一番悔しい
答えはわかっていた。でもマークを1問ずれて塗ってしまっていた。見直しの時間がなくて気づかなかった。
こんなことが、実際の試験で起こります。
令和9年度(2027年度)から埼玉県公立入試にマークシートが導入されることで、「知識・思考力」に加えて、「マークシート特有のミスをいかに防ぐか」が合否を左右する新たな要素になります。
「うちの子、そんなミスしないよ」と思われるかもしれません。でも、本番の緊張状態では、普段絶対にしないミスが起きます。これは能力の問題ではなく、慣れと準備の問題です。
2マークシートで起きやすいミスのパターン
① ずれてマークしてしまう。
問題を解く順番を変えたとき、特に難しい問題を飛ばして後で戻ったときに、解答用紙の番号と問題番号がずれてしまうケースです。
1問ずれると、それ以降すべての問題の答えが違う番号に塗られてしまうため、被害が甚大です。
② 塗りが薄い・はみ出し
マーク式では塗りが薄いと機械が読み取れないことがあります。
また、消し残しがあると別の選択肢を選んだと判定されるリスクがあります。
③ 時間配分の失敗
記述式では「考えながら書く」という作業に時間が使えましたが、マーク式は「選ぶ」速度が求められます。
慣れていないと、選択肢を読みすぎて時間を使いすぎるケースがあります。
3保護者が知っておきたい「3つの対策」
✅ 対策① 北辰テストを「本番の予行演習」として使う
北辰テストではマークシート形式の問題も出題されています。
「模試の点数を上げるため」だけでなく、「マークシートに慣れるための練習の場」として活用する意識を持ってください。
受験後に「ずれがなかったか」「塗りは丁寧だったか」「時間は余ったか、足りなかったか」を振り返る習慣をつけるだけで、本番のミスが大きく減ります。
✅ 対策② 「見直しの手順」を事前に決めておく
本番で「どこから見直すか」を考えている時間はありません。事前に手順を決めておくことが重要です。
たとえば、「全問解き終わったら、まず解答番号のずれだけを確認する」「塗りが薄い箇所を探す」という順番を、普段の練習のうちから習慣化しておくと、本番でも自然に動けます。
✅ 対策③ 鉛筆の準備を本番仕様にする
マークシートの塗りには、B以上の濃い鉛筆が最適です。
シャープペンシルも可ですが、芯が細いと塗るのに時間がかかることがあります。
本番前に、実際に使う筆記用具でマーク練習をしておくと安心です。
4「知識がある」と「点数が取れる」の間にある壁
マークシート入試で怖いのは、実力があるお子さんほど「慣れ」で痛い目を見ることがある点です。
「自分はわかっているから大丈夫」という油断が、ずれマークや時間切れにつながります。
逆に言えば、しっかり対策をしたお子さんは、実力をそのまま点数に変えやすくなるのがマークシートの特性でもあります。
新しい入試形式への対策は、早めに始めるほど有利です。北辰テストの活用法も含めて、具体的な対策を一緒に考えていきましょう。
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