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2019.11.20|編集部コラム【歴史コラム】現代史編 ~三種の神器と3C~

 

令和元年11月10日(日)、天皇陛下の即位を国民が祝う祝賀パレード「祝賀御列の儀」が執り行われました。即位にともなう一連の儀式を見るにつけ、わが国の歴史と伝統に思いをはせる今日この頃です。ですが、今回のコラムは「天皇」や「皇室」についてではなく「祝賀パレード」の方に注目して、中学社会科の基本語句とからめたお話をしてみたいと思います。

 

■ 三種の神器:「ご成婚をテレビで見よう」

「三種の神器」とは本来、皇位継承とともに天皇に代々受け継がれる3つの宝物のことで、「八咫鏡(やたのかがみ)」 「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」 「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」(注1)を指します。このたびの皇位継承では、「剣璽(けんじ)等承継の儀」がテレビやネットで中継されていましたから、興味のある人は検索してみましょう。

(注1)別名を「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」といいます。

 

さて、戦後の復興と経済成長を経て国民の生活が安定してきたころ、所有することでステータスとなるような、庶民にとって憧れの家電製品がありました。すなわち「テレビジョン(白黒)」 「電気洗濯機」 「電気冷蔵庫」ですが、これを皇室の宝物になぞらえて“三種の神器”といいました。そのなかで最も普及が早かったのがテレビジョンです。

 

テレビ放送そのものは1953年にNHKで始まりましたが、テレビジョンは現在とは比べ物にならないほど高価なものでした(注2)。ゆえに一般家庭にはなかなか浸透せず、主要な駅や繁華街などに無料で視聴できる「街頭テレビ」が設置され、人々はA4サイズ程度の小さな画面に群がるようにして、大相撲やプロレスの中継を見ていました。

 

そのテレビは、ある出来事がきっかけで一般家庭に爆発的に普及します。それが「ご成婚パレード」です。現在の上皇陛下がまだ皇太子であった昭和33年(1958年)、民間出身の正田美智子さん(現在の上皇后さま)と婚約し、翌年の昭和34年4月10日に御成婚、馬車による祝賀パレードが催されました。折しも婚約発表と同じ1958年の12月23日に東京タワーが完成し、首都圏広域にテレビ電波を送信することが可能となったため、このパレードはテレビで生中継されました。電器メーカー各社は「ご成婚をテレビで見よう」を宣伝文句にかかげ、売り上げは急増、テレビ普及率も一気に伸びることとなりました。

(注2)1952年に松下電器産業(現パナソニック)から発売された第1号機の価格は29万円で、当時の高卒初任給のおよそ54倍でした。翌1953年にシャープから発売された国産第1号の価格は17万5千円。いずれにしろ一般庶民にとっておいそれと手が出せない金額でした。ご成婚直前の1957年ごろになるとメーカー各社の参入によって競争が激しくなり、価格は下がりました。それでも価格は7~8万円もしたので、テレビは今以上に重大な家具であったことがわかります。ほんの20年位前まで、テレビには花柄やフリルのついたカバーがかけられたりしていて不思議に思っていたのですが、経緯を考えれば当然かもしれません。

参考:パナソニック「テレビと家電の歴史」

 

■3C:「オリンピックをカラーで見よう」

話のついでにもう一つのブームについてもお話ししましょう。

 

それから数年後の高度成長のまっただ中、生活がどんどん豊かになる中で、次に庶民の憧れとなったのが“3C”です。「カラーテレビ(color television)」 「自家用自動車(car)」 「クーラー(cooler)」、それぞれの英語の頭文字をとって“3C”と呼ばれました。「エアコン」と言わず「クーラー」であるところに時代を感じます。テレビにしても、いまでこそカラーなんて当たり前、デジタルハイビジョンや4K・8Kなど、画質はどんどんと向上していますが、当時はカラーのことを「総天然色」といいました。

 

国産のカラーテレビは昭和35年(1960年)に東芝から発売されました。4年後に東京オリンピックがひかえていた時代です。メーカー各社は今度は「オリンピックをカラーで見よう」をスローガンにして宣伝しました。そこから一気に普及が進み、番組そのもののカラー放送も大幅に増え、1973年にはカラーテレビの普及率が白黒テレビを上回りました。

 

歴史の教科書に書かれているというだけで、ずいぶん昔のように感じてしまいますが、いまの60代後半より上の世代の方々がリアルタイムで経験してきた、ほんの少し前の出来事です。これから年末に向かい、帰省などで親戚の集まる機会もあるでしょう。おじいさん、おばあさん世代とコミュニケーションをとるときのきっかけとして、話題にしてみるのもいいかもしれませんね。

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