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勉強お役立ちコラム
- 2019.05.28
- 教室長コラム
今さら聞けない! 小学生のプログラミング教育とは?
2020年の教育改革まで、1年を切りきました。今回はそんな「戦後最大の教育改革」の中から、小学校で必修化される「プログラミング教育」について取り上げたいと思います。プログラミング教育の目的やなぜ必修化されるのか、具体的には何をするのかなど、よくある疑問について解説していきます!
■プログラミング教育の目的とは?
プログラミング教育の目的は大まかにいうと以下の3点になります。
①「プログラミング的思考」を育むこと
②コンピュータ等を上手に活用し生活に活かそうとする態度を育むこと
③各教科での学びをより確実なものとすること
各教科の授業の中にコンピュータ等を取り入れながら思考力を育み、学びを深めていこうというわけです。
■プログラミング的思考とは?
わかりやすく言い換えると、目標達成や課題解決のために、具体的にどういう行動をすれば良いのかということを順序立てて考える力ということです。例を挙げるとすれば、毎晩お母様がされることと言えば、「夕飯の準備」。冷蔵庫を開けて、食材を見て、献立を考えますよね。「あれがないから、これで代用しよう」とか「人参、じゃがいも、玉ねぎがあるけど、カレーじゃなくて肉じゃがにしよう」とか無意識かもしれませんが、お母様は頭の中で思考を巡らせているのです。こういった思考も立派なプログラミング的思考と言えます。
■なぜ必修化?
技術革新により2030年の仕事の65%は今は存在しない職業になるだろうという話を聞いたことはあるでしょうか。こうした社会の変化が激しく、予測がつかない時代を生き抜くためには、コンピューター等の情報技術を上手く活用する力や課題解決のために自ら考える力を身につける必要がありますね。
■具体的には何をする?
学習活動としては、算数の学習の中で正多角形をプログラミングを活用して作図するといった例が挙げられています。
(出典元 文部科学省)
「正多角形を書く」という命令は通常は用意されていませんので、そのままでは実行できません。そこで、上の図のようにコンピュータが理解できる命令を組み合わせ、それらをコンピュータに命令して作図していきます。このほかにも理科や社会、音楽などの例も挙げられています。特定の教科でのみ実施するというものではなく、各教科で取り入れられていくと考えれています。
■プログラミングの習い事は必要?
プログラミングの習い事は子どもの可能性、選択肢を広げるためにやるものだと考えます。学校の授業のために習い事をさせるべきかという考えであれば、それは必ずしも必要なものではありません。プログラミングという教科ができるわけではありませんので、習わないと学校に授業についていけないということはまず起きないでしょう。
英会話は早めから習っていた方がいい。という考え方も、今では一般的な考え方になっていますが、一昔前はそうではなかったはずです。プログラミングを習うことも同じです。今後はごくごく一般的な考え方になる日が来ることになるでしょう。
いかがでしたでしょうか? プログラミング教育っていう言葉だけが聞こえてきますが、少しでもイメージは持っていただけましたでしょうか?
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