お問い合わせ専用ダイヤル

0120-690-016

[受付時間]AM10:00~PM8:00(土日祝対応可能)

勉強お役立ちコラム

2019.07.23

いろんなお仕事シリーズ・第1弾 「保育士」

 

女子大生のなりたいランキング第1位の職業は、なんと「保育士さん」! 中高生で調べても6位と大人気の職業です。(※CanCam2018)でも、実際のところ、保育士さんってどんなお仕事なんでしょうか? いろんなお仕事シリーズ第1弾として、今回は「保育士」のお仕事についてご紹介したいと思います。

 

保育士の仕事は児童福祉施設等での保育や地域の子育て支援を行うもの。「0歳~6歳までの乳幼児への保育」が主な内容となっています。

 

では、ここでお仕事の中身の一例を紹介しましょう。

 

【乳幼児への取り組み】
・基本的生活習慣(食べる、眠る、着替えるなど)を身につけさせる
・保育園での身の回りのお世話をする。
・集団生活を通して社会性を身につけさせる。
・遊びを通して心身の健やかな成長を手助けする 。

【保護者への取り組み】
・教育などの手助け、アドバイスをする
・園だよりなど配布物の作成

 

【その他の取り組み】
・地域との交流を深める
・教材などを考える
・施設内の安全点検をする
・イベントや行事の計画立案・実行 ・外部の研修などへの参加
・看護師、栄養士などさまざまな専門職スタッフとの連携

 

など様々な業務があります。

 

■「保育士」の魅力って?
「子どもたちの笑顔を見た瞬間や成長を実感した時」「子どもたちに先生大好き!と言われた時」「保護者の方に感謝された時」など、園児や保護者からもらう感情にやりがいを感じているようです。また「運動会や発表会などが成功した時の達成感」といった自分自身が感じるやりがいもあるようです。保育士は、さまざまなシーンで子どもの成長を見つけることができたり、子ども達から学ぶ新たな発見もあったりします。子どもが好きな人、人と接することが好きな人、やりがいのある仕事をしてみたい人には、ぴったりな仕事といえるのではないでしょうか。

■どうすれば保育士さんになれるの?
「保育士」としてお仕事をするには、保育士資格が必要となります。資格を得るには、以下の2つ方法があります。
①大学・短期大学・専門学校など、厚生労働大臣が指定する「保育士を養成する学校その他の施設」で必要な科目を履修し、卒業後に保育士国家試験を受験。
②「児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上の実務経験」が別途必要。

 

地元での進学をお考えの方は下記の対象教育機関をご参照ください。

 

◆福島県内の対象教育機関
郡山健康科学専門学校/郡山女子大学短期大学部/福島学院大学/福島学院大学短期大学部/いわき短期大学/福島大学/桜の聖母短期大学など

◆宮城県内の対象教育機関
仙台白百合女子大学/東北生活文化大学短期大学部/宮城誠真短期大学/尚絅学院大学/宮城学院女子大学/聖和学園短期大学/石巻専修大学/仙台大学/仙台青葉学院短期大学/東北福祉大学など

◆山形県内の対象教育機関
羽陽学園短期大学/東北文教大学短期大学部/東北文教大学など

◆香川県内の対象教育機関
高松大学/高松短期大学/香川短期大学/徳島文理大学など

 

■保育士と幼稚園教諭の違いって何?
保育士と幼稚園教諭は、子どもを預かる点で同じですが、全く異なる資格が必要になってきます。まず、施設の分類が異なります。保育所は厚労省管轄で「福祉施設」、幼稚園は文科省管轄で「学校」と位置付けられています。

 

▶︎幼稚園教諭
・3〜6歳(就学前)
・幼稚園には夏休みなどの長期休暇があります。
・基本的な預かり時間も、幼稚園が4時間程度。

 

▶︎保育士
・保育を行うのは0〜6歳(就学前)、乳児の保育ができるのは保育士のみです。
・保育施設は基本的に年末年始以外の長期休暇はありません。
・保育施設は10時間前後と大幅に長く、シフト制による勤務が多いです。

 

近年は内閣府管轄の「認定こども園」という施設も出てきています。認定こども園には、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ施設や、もともと幼稚園で保育所の機能も備えた施設など、いくつかのタイプがありますが、基本的には就学前の教育・保育を一体として捉える枠組みです。認定こども園では、原則として「保育教諭」として幼稚園教諭と保育士の両方の資格を取得している必要があります。

 

■気になるお給料は?
保育士は大変な仕事であるだけに、気になるのが給与や待遇です。近年では保育士の待遇改善が進められています。厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によると、2017年の保育士の平均月収は男女の平均で22万9千円、年間平均賞与、その他特別給与額の男女平均は66万2千円というデータが出ています。

 

ということで、今回は保育士さんのお仕事をご紹介しました。今後も定期的に様々なお仕事をご紹介してまいります。お子様の進路等の参考になれば幸いです。