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勉強お役立ちコラム
- 2019.02.06
- 教室長コラム
きたるICT教育の波
私立の入試も始まり、高校受験もいよいよ佳境に差し掛かってきましたね。そのような大切な時期ですが、インフルエンザによる山形市内の小中学校での学級閉鎖の話をよく耳にします。塾でもアルコール消毒やうがい手洗いを生徒たちに推奨しながら、今後も予防に努めて参ります。
残すところあとわずかですが、頑張っていきましょう!
さて、今回のお話は今の子どもたちの未来についてになります。
【ICTって?】
日々、新しいものが作られ、発信されるこの世の中では「IT」や「AI」などの言葉はすでに市民権を得ているように筆者は感じます。
ですが、最近になって「ICT」という新しい言葉がメディアでも露出するようになってきました。
NTT東日本さんのCMではイチローさんと女優の松岡茉優さん共演でICTについて話すものがありました。
(リンク:公式チャンネル https://www.youtube.com/watch?v=jLoMs-ha6p8)
「そもそもICTって?」「世の中や今の子どもたちにどう影響するの?」と感じた方が多いかと思います。
PCなどのハードウェアやソフトウェア、アプリケーションなどの情報技術をIT(information technology)と呼ぶのに対して、それらの機器を使用して、情報を伝達、各分野における技術の活用を重視するのがICT(infomation and communication technology)といいます。
現代ではスマートフォンの普及や身近なモノにITを取り入れたりと、さまざまなものがネットワークにつながって、手軽に情報共有や伝達が可能になっています。
いままであったIT機器を使用して、人とのコミュニケーションを重視しているICTという概念は現代の在り方そのものですね。
【ICTのメリット】
そもそもICTを活用するメリットはなにがあるのか?
日本の中だけでいえば、少子高齢化による働き手不足を解消する一助になりうるといった点がひとつ挙げられます。
地方では外国人労働者の受け入れなどの問題に悩まされている地域もあります。
一人の人間でまかなえる時間や労力、生産性というのは限界があります。
そこで「人+ICT機器やAIロボット」といった働き方がこれからの未来になりえるというわけです。
総務省が掲げている「一億総活躍社会」や「地方創生」というのは、上記の働き方が浸透すれば、柔軟な働き方が可能になり、実現に近づくものと思われます。在宅ワーク、介護、子育て支援など活用例は様々です。
【ICT教育】
ICTを活用したときに可能になることは、様々な分野で話すことができますが、タイトルにあるとおり今回は教育についてフォーカスさせてもらいます。
今後、教育現場ではタブレットなどの端末を使用した授業展開がされると言われています。
これは教員側が授業をより楽しく、より分かりやすく実施できることと、一人の教員で生徒全員を細かく見てあげることがいままでできなかったのに対して、「子別」に対応できるようになるメリットがあります。生徒の情報管理や資料の作成も手軽にできることも可能になります。
また、生徒側も五感(視覚、聴覚、触覚)を刺激される授業のため、内容がわかりやすく、より学習に前向きに取り組めるようになります。
それ以外に、事情があって学校に行けない子も、質の高い教育を家にいながらも受けることができるといった利点もあります。
最後に・・・
現在、日本には12万人以上の学校に行くことができない小中学生の子がいると言われていますが、その子たちが等しく勉強ができるようになれば、新しい夢や目標を見つけられるかもしれませんね。
子ども一人一人の可能性を広げるといった意味で早くそういった未来になってほしいと願います。