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- 2025.07.15
- 全国の教育情報
小学校の英語ってどんなことをしているの?
みなさまもご存じの通り、現在は小学校から英語の授業があります。私自身中学に上がってから初めて英語に触れた記憶がありますので、ずいぶん早くなりましたね。
ご自身のときとの差が大きく戸惑われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現在の小学校の英語教育についてまとめていきます。
背景
そもそもなぜ英語の学習時期が早まったのでしょう?
「グローバル化」という言葉をよく耳にしますね。すぐに思いつくのは海外旅行、外国への移住、留学や国際結婚などでしょうか。実はもっと身近なこともたくさんあります。SNSやオンラインゲームで外国の方とやり取りしたり、通販で気軽に海外の品物を取り寄せたりできるようにもなりました。
今後ますます国と国との境界はあいまいになっていき、外国との交流は増えていくでしょう。
そうなったとき、「英語」を話せることがプラスになることはもちろんですが、異なる言語、異なる文化背景の人たちとも気兼ねなく交流できるマインドが大事だと考えられます。
できるだけ早くから英語に触れ、外国人講師と交流したり異文化について学んだりすることで、グローバル社会で力強く生きていける大人になれると期待されています。
つまり、「英語って楽しい!」「外国の生活おもしろそう!」と子どもたちに思ってもらうのが大きな目的の1つですね。
小学校3年生・4年生
小学校3年生から英語は始まりますが、2年間は「外国語活動」で成績はつきません。「聞く」「話す」がおもな内容で、英語に慣れる、親しむことが目的となっています。
「あいさつ」や「好きなものは何ですか」といった簡単なフレーズを使いクラスメイトとやり取りをしたり、英語の歌やゲームで遊んだり、外国の文化について学んだりします。
使う単語は3年生で80単語、4年生で160単語ですが、覚える必要はなく書く練習もありません。
簡単な、と書きましたが、疑問詞(what、whoなど)もでてきます。中学生のころ覚えるのに苦労した方もいらっしゃるかもしれませんね。
小学校5年生・6年生
小学校5年生からは「外国語」という教科になります。国語や算数と同じように評価がつくようになります。ただし、「聞く」と「話す」が重視されていることは変わりません。そのため成績は授業への積極性などを中心につけられ、ペーパーテストもリスニング問題が中心です。
少しずつ「読む」「書く」も増えていきますが、文法的な指導はありません。例文を参考にしながら単語を入れ替えて文章をつくっていきます。
文法的な指導はありませんが、中学1年生で習う内容がたくさんでてきます。例えば三人称単数(主語がheやsheのときはlikeがlikesになる)や助動詞(canなど)です。
使う単語は3年生~6年生で約700単語です。「自分で使いたい単語を探して英文を作れること」と「友達の作った英文やリスニングを聞いて内容を理解すること」が目標なので見ずに書けるようになる必要はありません。
まとめ
小学校での英語についてイメージできましたか?ポイントをまとめますね。
①英語に慣れ親しむことに重点がおかれていて、「聞く」「話す」から始まる
②成績は授業の積極性が重視される
③使う単語は約700語
④文法について詳しい説明はないが中学1年生と同じくらいの内容
小学校の英語だけでみると、楽しく積極的に授業に参加できれば良い評価がもらえて英語が好きになりそうです。狙い通りですね。
しかしこの記事を読んでいる方、つまりお子様の英語教育について心配されている保護者様には知っておいてほしいことがあります。じつは小学校で英語が好きだったのに、中学校の英語でつまずいて嫌いになってしまう子がとても多いのです…。
そこには今の日本の英語教育が抱える問題がつまっています。知っていることで早めに対策することができますから、ぜひ次の記事も読んでくださいね。
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