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勉強お役立ちコラム
- 2018.01.07
- 全国の教育情報
【英語】小学校の英語教育はいつから、どう変わるの?
結論からいいましょう。小学校の英語教育は、2020年度から正式に実施されます。小学3年生、小学4年生では外国語活動が開始され、小学5年生、小学6年生からは英語がひとつの教科となります。
ただ2018年度、2019年度の2年間は新指導要領の先行実施か、移行措置のいずれかを自治体が選択するようになります。
先行実施を選択した場合
先行実施を選択した場合は、2020年度の全面実施後とまったく同じになります。
2018年1月現在の小学5年生、小学6年生は年間35単位時間を外国語活動にあてていますが、倍の年間70単位時間が英語学習の時間に。
移行措置を選択した場合
移行措置を選択した場合は、現在の年間35単位時間に15単位時間を加えて年間50単位時間、英語を学習することになります。
自治体の選択が先行実施か、移行措置かで年間20時間の学習時間差が生まれるわけですが、いずれにせよ英語の授業が増えることは決まっているんですね。
つまり「2020年度から」といいつつ、2018年度にはもう英語教育が変わることになります。あと半年弱で英語教育の変革がスタートするのです!
小学校英語の開始時期については、現在の5年生から3年生に前倒しされます。
小学3年生、小学4年生は、現在の小学5年生、小学6年生と同じく「聞く・話す」の活動を中心に週1~2時間授業。ただし特例制度を使って、すでに小学1年生から外国語の授業を導入している自治体もあります。
一方、小学5年生、小学6年生は、英語が「教科」の扱いとなり、週3時間程度の授業が実施されることとなります。「教科の扱いになる」というのがどういうことかというと、正式な教科書で授業が行われ、評定の対象となり、通知表に英語の教科が入るようになります。
「早すぎる」という意見もありますが、中学・高校と6年間英語を学んでも話せない、使えないという現在の英語教育には疑問の声も少なくありません。中国や韓国では15年以上前から英語改革を実施しており、日本との英語力の差は広がるばかりなのです。
「使える英語」を学ぶことは、子どもたちのの将来の可能性を大きく広げることにつながります。この改革を前向きにとらえ、成長のチャンスを生かし羽ばたいていきたいですね。