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勉強お役立ちコラム

2022.06.01

「説明が苦手 」を克服するカギは親子の会話

お子さんと上手に会話できていますか?

「うちの子、言葉で説明するのが上手じゃないので心配です」

「国語ができなくて、本人も不安を感じているようなんです」

「用語を答える問題は解けても、論述する問題は解けないんです」

 

多くの保護者さまから受ける相談ですが、そこでいつも私は、親子の会話の仕方を変えてみませんかと提案しています。

 

●お子さまの話に口を挟まずに最後まで聞く

●「こういうことかな」と予測をせずに、わからない部分はわからないと伝えて言い直しをさせる

 

冒頭の3つ、気持ちはすごくよくわかります。私にも小学3年生と幼稚園年長の息子がいますが、物事の伝え方が本当に下手です。しかしそれでも、私と息子たちとのコミュニケーションは成立します。最終的には伝えたいことを理解できます。それはなぜでしょうか。

 

私個人の見解ですが、それは共通のバックボーンが豊富に存在するからだと考えています。バックボーンとは「思想・信条などの背景にあり、それを成り立たせている考え方」です。

 

親子はこれが似通っている、あるいはこれをお互いに理解しあっているものです。好みや考え方の特徴を理解しあっていて、共通の知識が豊富ですよね。

 

ですから、説明が下手だろうが大事な情報が抜けていようが、「こういうことを言いたいんだな」「きっとあのことだな」と推測ができ、コミュニケーションが成立します。

 

 

共通のバックボーンがあるから成立する

例を挙げてみましょう。次の会話が成立するのは共通のバックボーンがあるからこそです。

 

A「昨日、どうだった?」

B「全然だめ。」

A「俺、明日行くけど一緒にいく?」

B「いいね。俺もリベンジしたい。いこう」

 

まったくわからないですよね。しかし、「二人とも釣りが好きで、Bさんが近所の池に釣りに行くと言っていた」というバックボーンがあったらどうでしょう。途端にすべて合点がいきます。

 

Bさんは昨日1匹も釣ることができなかったんだな。Bさんは今度こそ魚を釣り上げてやろうという気持ちからリベンジという言葉が出てきたんだな、という具合に。

 

これはこれで素晴らしいことです。相手のことを理解しているからこそできることです。しかしながらこれは、冒頭に述べた3つの状態を助長することにもつながってしまいます。

 

誰もが理解できる形で説明するスキルが求められる

事実を相手に伝える、国語の問題を解く、論述問題を解くというのは、知り合いに説明することとは異なります。共通のバックボーンを持たない相手に何かを伝えるには、誰もが理解できる形で説明できなければなりません。

 

しかし子どもたちは普段、家族や親しい友人といった共通のバックボーンを持つ人間としかコミュニケーションを持たないので、その訓練がなされないのです。そこで、先に提案として申し上げたように、まずはご家庭でそのきっかけを作ってあげましょう。

 

お子さまの話を聞く時には最後まで聞く。

予測を入れずに、わからないところはわからないと伝えて言い直しをさせる。

 

そうして子どもたちに「これでは伝わらない」という実感を持たせてあげること、言い直すことで「これなら伝わる」という実感を持たせてあげることが、「説明が苦手」を克服する1つのきっかけになります。

 

ぜひ試してみてください。お子さまについての意外な発見もあって楽しいですよ。