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私立高校の併願受験 受ける?受けない?
突然ですが、私立高校を受験される予定ですか?
私立高校が第1志望で専願で受験する方、公立高校が第1志望で私立高校は第2志望として併願受験をする方、私立高校は受験せずに公立高校1本の方、様々かと思います。
今回は公立高校を第1志望とする中で、私立高校を併願受験するメリットとデメリットについて考えていきます。
メリット① 入試本番を経験できる
中学3年生のこどもたちが、「入試本番」のような人生に関わる大舞台を経験した回数は限られています。不安や緊張で実力を出し切れなかったり、いつもはしないような失敗をしてしまったりすることもあるでしょう。
私立高校を受験することで「入試本番」を経験できるのはとてもプラスです。慣れない教室で、初めて会う他の受験生に囲まれて試験を受け、知らない先生と面接をすることで受験生として大きく成長できます。
ここで何か失敗してしまっても、本命である公立高校の入試に生かすことができますね。
メリット② 心理的安全性が得られる
私立高校の合格を確保していないと、公立高校入試のときに「絶対失敗できない」という重いプレッシャーを背負うことになります。適度な緊張感は必要ですが、過度な不安はマイナスです。
もし不合格になってしまっても行く場所がある、という事実は不安をやわらげ、心を落ち着かせます。心が落ち着いているほうが体調も整い、受験勉強に集中でき、本番でも力を発揮しやすいでしょう。先にも述べた通り、子どもたちは受験のような経験が少ないので、なおさらです。
第一希望の高校にチャレンジもしやすくなります。一般的にB判定が合格圏内といわれ、進路指導でも受験をおすすめする基準です。しかし倍率にもよりますが、B判定の合格率は6~8割で「合格する可能性のほうが高い」状態です。私立高校を受験していない状態で送り出すには不安が残ります。確実に合格するためにはS判定の高校をおすすめすることになります。
デメリット① 準備に時間が割かれる
私立高校を受験するにはもちろん、高校のことを調べる時間や面接の練習をする時間が必要になります。公立高校の受験に集中したいのに、と思われるお子様もいるでしょう。
しかしこれも公立高校の入試の準備をする練習ととらえることもできます。また私立高校は公立高校以上に特色があるため、調べていくうちに視野が広がるというメリットもあります。こうして様々な価値観に触れられる機会を大切にしたいですね。
デメリット② お金がかかる
私立高校の受験で切っても切れないのが金銭面の心配です。受験するだけでも受験料と入学金の一部が必要になることが多いのは事実です。
これは県ごとに傾向が違うため一概にはいえませんが、受験料が1~2万円、公立高校受験前に支払う入学金が5~10万円の高校が多いようです。中には1回分の受験料で複数回の試験が受けられる高校や、公立高校入試前の支払いがない高校がある地域もあります。上手に活用したいいところです。
入試からは話がそれますが、私立高校の費用で今注目なのは「授業料の無償化」です。これまでも制度としてはありましたが、家庭の収入によって支援額に差がありました。2026年度から始まる予定である制度では、家庭の収入によらず授業料が無償化となります。私立高校を選択するハードルが下がりますね。
ただし、授業料以外の制服代や設備費、修学旅行費などはやはり公立高校より高いことが多いです。逆に奨学生制度などもありますので、説明会や募集要項でよく確認していただければと思います。
まとめ
私立高校の受験は負担になる部分もありますが、メリットも大きいです。お子様の人生で1回きりの高校受験、できるだけ後悔のないものになればと応援しています。
さいごになりましたが、私立高校を選択する際は「行きたい高校」であることを大事にしてくださいね。3年間楽しく通えて、卒業までになりたい自分に近づけることが高校生活での1番のポイントだと考えています。
不安やお悩みがありましたら遠慮なくベスト個別にご相談ください。
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