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宮城県公立高校入試 特色選抜の対策は必要?
この記事では、宮城県の公立高校入試の一次募集の特色選抜について詳しくみていきます。
公立高校入試の全体像に関してはこちらの記事にまとめていますので先にご覧ください。
リンク:宮城県公立高校入試のポイント
資料の見方
まずは教育委員会が公表している資料の見方を説明します。
PDF資料はリンクから開くことができます。
リンク:宮城県の公立高校入試 選抜方法一覧(教育委員会)
ご覧になりましたか?残念ながら中途半端なところでページが切り替わっていて見にくいですね…。可能な場合は印刷することをおすすめします。
奇数ページに載っているのが定員割合や調査書、学力検査、学校独自検査の配点です。
白石高校を例にみてみると、特色選抜の割合は20%でその人数は48人です。また、調査書270点と学力検査500点で選抜します。
共通選抜の学力検査:調査書が7:3で500:214なので、少し調査書が重視されることがわかります。
では調査書のどの教科が重視されるのでしょうか。
さきほど見たページの最後の3行と、次のページに評定の配点が載っています。
全教科10点満点です。共通選抜では主要5教科が5点、実技4教科が10点ですので、それと比較すると主要5教科の評定が重視されていることがわかります。
最後に学力検査の換算点を確認します。2ページ目の右側6行ですが、こちらは100点×5教科で傾斜配点はないようです。
まとめると、7:3の学力検査重視の共通選抜で80%の合格が決まり、残りの20%は主要5教科の評定が重視された特色選抜で合格が決まる、ということがわかります。
もう1つ見てみましょう。
白石蔵王高校は共通選抜と特色選抜で50%ずつの割合になっています。
白石蔵王高校は共通選抜と特色選抜で50%ずつの割合になっています。
そして特色選抜では面接があることがわかります。配点は調査書270点、学力検査500点、面接100点です。
共通選抜が学力検査:調査書=4:6でかなり調査書重視であることと比較すると、特色選抜は学力検査重視といえます。
3年間コツコツ評定を積み重ねた子と、受験勉強をしっかりしてテストで点数が取れる子を半分ずつ合格させたい。ただし評定が低かった子は面接で様子を確認する、といったところでしょうか。なお、特色選抜の評定の配点は白石高校と同じです。
資料の見方と特徴のつかみ方はわかったでしょうか?
不明点がありましたら学校の先生や塾の先生に聞いてみてくださいね。
模擬テストの判定は特色選抜も含まれる?
合格基準のことなる選抜を同時に受けるのに、合格可能性はどのように考えたら良いでしょうか。
結論からお伝えしますと、模擬テストの判定をそのまま参考にして大丈夫です。
なお、ベスト個別では「新みやぎ模試」を採用していますので、その情報をもとにお話しします。
模試を受験すると志望校の合格判定がE~Sで評価されます。これは昨年度に新みやぎ模試を受験した受験生の「模試の偏差値」「評定」「実際の受験の合否」から判断されます。
そして高校に合格した際に共通選抜と特色選抜どちらで合格したのかはわかりませんから、「模試の偏差値と評定が同じくらいの先輩の〇〇高校合格率はこれぐらい。そのなかには共通選抜で合格した先輩も、特色選抜で合格した先輩もいる」という評価なのです。
つまり、模擬テストの合格率判定には特色選抜も含まれており、ここでB判定以上をとることが1つの基準になります。
特色選抜の対策は必要?
面接や実技など学校独自検査がない限り、特色選抜の対策は必要ありません。必要ないというより、対策できることがありません。
学力検査も調査書も全力を出し切って1点でも多く得点することがすべてです。
もし特色選抜を気にするとしたら、目標偏差値も志望順位も近い高校で迷ったときに、少しでも自分に有利な条件の高校を選択するということでしょうか。
ただしその年の受験生のレベルや倍率などで合格ラインは多少変わりますので、あくまで参考程度です。1番行きたい学校にいけるように頑張りましょうね。
さいごに
宮城県公立高校入試の一次募集、特色選抜についてお話ししましたがいかがでしたか?受験に関して疑問や不安が少しでも解消できれば幸いです。
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