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勉強お役立ちコラム

2022.06.01

テスト結果に一喜一憂しないで!その活用方法とは

みなさんは定期テストや模擬テストなどが返却された後、どのように活用していますか。

 

「前回より点数(偏差値 / 順位)が上がった / 下がった」

「志望校を下げようかな…」と一喜一憂して終わっていませんか?

 

「あっ!」と思った方、今日をもって “一喜一憂だけ” から卒業しましょう。

 

みなさんが真剣に解答したテストを無駄にするのはもったいない!!

なぜなら、テストの結果には、今後何をしたらいいのかというヒントがたくさん詰まっているからです。

 

 

正解、不正解をキチンと分類

「自信をもって解けた」=〇

「悩んだけど解けた」=△

「間違えた / たまたま正解した」=×

このような基準で 〇 △ × を答案用紙にチェックしていきましょう。自分に正直にね。

 

「偶然正解してしまった」「勘で書いたら当たってしまった」問題は、答案用紙上は〇ですが、「✕だった問題」と位置づけしましょう。なぜなら、次に同じ問題が出たときに正解できるとは限らないからです。

△の「悩んだけど解けた」問題も同様です。しっかり確認して次回は〇になるようにしましょう。

 

 

自分の得意・不得意を知る

①問題(単元)別の確認

「得意(不得意)な科目」ではなく、「得意(不得意)な単元」を知ることが重要です。例えば「社会が苦手」ではなく、「日本地理の北海道が苦手」などです。また「基本的な用語を覚えていない」のか「用語は覚えているけど資料の読み取りが解けなかった」のかでもこれからどこを重点的に学習すべきか変わってきますね。

 

②模擬テストは正答率も確認

「自分が不正解で、正答率が高い問題」が含まれる単元は優先的に学習したい範囲です。基本的な用語を覚えたり、解き方を練習したりすることで比較的点数が伸ばしやすい単元だといえるでしょう。

 

 

「間違いノート」をつくる

間違えた原因や問題の関連事項など、覚えるべきことをまとめましょう。「赤ペンで答えを写して終わり」にならないようにしましょうね。

 

間違いの種類は主に3つあります。

 

①ケアレスミス

「漢字・スペルミス」「符号ミス」「解答方法間違い」など、挙げればキリがありません。焦りやプレッシャーなどの精神的なものから、問題文を最後までしっかり読まないなど多くの原因があります。

大切なのは「ケアレスミスだった」で済ませないこと。なぜなら目標点まであと10点というとき、「解けない問題を解けるようになって10点上げること」も「解ける問題を確実正解して10点失点しないこと」も同じ10点だからです。

原因を確かめ、同じミスをしないように普段の問題演習のときから意識することで少しづつ減らしていけますよ。

 

②知識・理解不足

教科書や問題演習で一度見たこと / 解いたことがある問題、いわゆる「やったことあるー」「見たことあるー」という問題です。

悔しいですよね。多くの人が経験しているかと思います。「覚えたつもり」になっていなかったでしょうか。これは演習量不足が原因です。

また、「時間があればできたのに!」も同様に演習量不足が原因の可能性大ですよね?

限られた時間の中で正確に解答を導き出すためには、普段からスピードを意識した練習をすることが必要です。これらをクリアできれば、テスト本番での焦りも減るかもしれません。

 

③手も足も出なかった問題

「何これ?」という問題です。このような問題は応用問題の可能性が高いので、解き直しに時間がかかります。目標点・正答率などから、解けるようになる必要があるかどうか決めましょう。自分で判断できなければ、教室の先生に聞いてみましょう。

 

主な間違いの種類を挙げましたが、それぞれに対策方法が異なります。だからこそ正確に把握することが重要になってきます。

 

そしてこれらの積み重ねによって、定期テストや模擬テストで間違えた問題を原因や関連事項と一緒にまとめることができ、世界に1冊だけの「自分専用問題集」ができあがります。

 

繰り返します。「赤ペンで答えを写して終わり」にならないようにしましょうね。

 

このノートをテストの前に見返したり、時間をおいて確認したりすることで同じ間違いを防ぐことができるようになります。

 

 

学習計画を立てる

正解、不正解を確認し、得意な単元と苦手な単元がわかり、間違えた理由を分析したら、今後の学習に取り入れましょう。

 

苦手な単元を復習する、テストの問題をもう一度解いてみる、類題を演習する。

 

ゴールは「問題を自力で解けるようになること」です。間違えることは誰にでもあること。それを繰り返さないようにすることが大切です。

 

「何を、いつまでに、どのくらい」行うのかを決めていきましょう。より具体的に決めることがポイントです。例えば「たくさん問題を解く」ではなく、「1日に5問」や「火曜日にテキスト20ページの問題10問」のように、数値で目標をつくることでやるべきことがより明確になり、行動に移しやすくなります。

 

最後に、テスト前にやっておけばよかったと思ったことがあればメモしておくと、次回の計画時に役に立ちますよ。一歩ずつ成長していきましょうね。