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勉強お役立ちコラム
- 2020.09.07
- 高校入試・受験情報
【山形】令和3年度県立高校入学者選抜学力検査問題の出題範囲が決定
春の学校臨時休校による影響のため試験範囲が縮小
令和3年度入試(2021年3月実施)の公立高等学校入学者選抜の学力検査において、各教科の試験範囲が発表になりました。次の表に、出題範囲から除外する学習内容についてまとめます。
【表】出題範囲から除外する学習内容
教科 | 除外される単元・内容 |
国語 | 中学3年生で学習する内容のうち、書写に関する事項 |
数学 | 標本調査 |
英語 | なし |
理科 |
科学技術と人間(科学技術の発展、自然環境の保全と科学技術の利用) 自然と人間(自然の恵みと災害、自然環境の保全と科学技術の利用) |
社会 | 私たちの国際社会の諸課題 |
(出典:山形県教育員会HP)
各教科の学習への影響とその対策
■ 国語
縮小される範囲が書写に関する事項のみであるため影響は少ないと考えられます。過去問についても書写に関する事項は出題頻度が低いので昨年度入試と同様に学習を進めることが出来そうです。
配点の高い作文を確実に得点にすることと、時間が足りなくならないように時間を決めて問題を解くようにして時間を意識した対策をとりましょう。
■ 数学
標本調査は「思考力・判断力」を問う問題に応用されやすく、近年の入試で出題頻度が高まっていた分野です。
入試では「数と式」「図形」「関数」など分野ごとにバランスよく問題が出題されます。
標本調査の単元は「資料の活用」に分類される分野で、他に1年生で学習する「資料の整理」、2年で学習する「確率」がこれに含まれます。
この二つの単元については出題される可能性が高いと予想されますので、教科書の内容についてしっかりと学習するようにしましょう。
また、過去問を解く際にも注意が必要です。標本調査の単元が含まれない問題を選択して解くようにしましょう。
■ 英語
今回縮小される範囲がありませんので、昨年度までの入試と今年度の入試では出題傾向および内容に大きく変更はないと思われます。
単語や熟語などの語彙力をつけることと長文問題を時間を意識しながら解くトレーニングを継続しましょう。
■ 理科
教科書の約50ページ相当の試験範囲縮小になります。単元としては科学技術の発展と利用、自然環境の保全、生物と環境、災害、と身近に問われる内容です。
数学と同様に過去問を使用した学習の際には、上記単元が含まれていない問題を解くようにしましょう。
■ 社会
教科書約40ページ相当の試験範囲縮小になります。単元は公民の国際社会で、国際連合の働きや地域間のつながり(ASEAN、OPEC、など)が出題されません。
地理と歴史には影響がありませんので、昨年度までの入試と同様に教科書に書いてある用語とその意味をしっかり覚えることをコツコツ継続しましょう。
また、資料を読み取って解く問題や、歴史的な出来事がなぜ起こったのか理由を答える記述問題の出題頻度が増しています。
福島県の過去問だけでなく、他県の過去問も含めて予め学習して問題の出題傾向に慣れておくことが重要です。
今回試験に出ない単元はいつ学習する?
試験に出ないからと言って、今回削減される各教科の単元の学習をしなくていいわけではありません。
特に、理科や社会は現在のグローバル化された世界で生きていくために必要な知識を学ぶ単元です。
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)では、持続可能でより良い世界を目指すための17の目標が定められています。
高校合格を達成して進路が決定したら、ぜひ、世界の課題解決をするための学びを深めてくださいね!