子どもが持ち帰った過去問を見せてもらったものの、どこから手をつければいいのか分からない……そんなことはありませんか?
そんなときまず手がかりになるのが、直近の入試の出題傾向です。
ちょうど令和8年度は、来年度から始まるマークシート方式導入前、現行の記述中心の出題をまとめて振り返れる最後の年にあたります。
試験形式が変わっても出題の傾向は大きく変わらないと予想されます。
まずは、各教科の出題傾向と対策をコンパクトに押さえておきましょう。
※ 国語については試験問題の本文が公開されていないため、本記事においては割愛しています。
1各教科の平均点
埼玉県が公開している令和8年度入試の各教科平均点は、以下のようになっています。
国語 60.9点
社会 66.8点
数学 50.4点
理科 63.2点
英語 52.1点
2英語の出題傾向
大問1はリスニング、大問2は文化祭ポスターの英作文、大問3は防災商品を紹介する英文、大問4は道の駅についての会話文、大問5はALTのスピーチと自由英作文という構成。
読解本文だけで1,000語を超え、50分の試験時間から考えると1分あたり30〜40語のペースで読み切る必要がある計算(概算では1行あたり20秒ほど)です。
単純な文法知識よりも、身近な話題を英語で読み解けるかを測る出題が中心でした。
対策としては、日頃から英文を正確かつスピーディーに読み慣れておくことが有効です。
今は生成AIを使えば、興味のある分野で学年相当レベルの英文を手軽に用意できます。
毎日とまではいかなくても、週に1回は英語の長文に触れる機会を作ると、読解のペースが掴みやすくなります。
3数学の出題傾向
大問1は小問集合、大問2は作図・証明、大問3は関数の応用、大問4はデータの活用という構成。
50分・23問で、1問あたり平均2分弱。小問は1分程度、応用問題は3〜4分が目安になりそうです。
対策としては、大問1(小問集合)が23問中16問と大部分を占めるため、ここでの取りこぼしを防ぐことが最優先です。
1問1問は独立しているので、「詰まったら一旦飛ばして、後で戻る」という時間の使い方が実践的です。
4理科の出題傾向
大問5つ・全28問で、化学・生物・地学・物理の4分野に偏りなく出題されています。
対話形式で資料を提示される問題も多く、必要な情報を読み取る力が求められます。
対策としては、特定の分野に偏らず4分野をまんべんなく復習しておくと安心です。
過去問で対話形式の出題に慣れておくのも有効です。
5社会の出題傾向
大問6つ・全30問程度で、1問あたり1〜2分のペースで解答する必要があります。
資料を読み解いて答える問題が多く、文章を読むスピードは英語と同等に求められます。
大問1つにつき記述問題がおおむね1問設定されていますが、令和9年度からはマークシート方式の導入が予定されており、記述の比重は下がる見込みです。
対策としては、資料や文章から読み取った内容を自分の言葉で説明し直す練習が効果的です。「なんでそうなるの?」と理由を聞かれたときにすぐ言葉にできるよう、日頃の会話でも意識してみると、記述問題への抵抗感が和らぎます。
出題傾向と対策は以上です。
6注目したい問題
実際に問題を読んでみると、「学校で学んでいることが、実は自分の生活とも結びついている」と気づかされる場面もありました。
特に印象に残った4つを挙げておきます。
英語|大問4
道の駅のシンボルマークの由来を、漢字に馴染みのない相手にどう説明するかを考えさせる出題。
数学|大問1 (16)
ピザの大きさを比べる身近な出題。見た目の印象と計算結果が食い違う瞬間があります。
理科|大問3 問5
夏によく見る「緑のカーテン」を扱った出題。涼しさの裏にある植物の仕組みが背景にあります。
社会|大問2 問4
愛知県の菊の電照栽培を扱った出題。日照時間と開花のタイミングを人の手で調整する技術が題材です。
注目問題については、これから受験を迎えるご家庭に向けて、この後の記事で順次紹介していきます。
記事を読んで気になったら、お気軽にお問合せください。
4日間の無料体験入塾、随時受付中。学習相談・教室見学だけでもお気軽に。
-
授業料0円
-
教材費0円
-
学習相談つき