「今年の入試、けっこう簡単だったらしいよ!」「倍率もほぼ1倍(1.02倍)だし、普通にやっていれば大丈夫だよね」
先輩たちの声やニュースを聞いて、気を抜いてしまってはいませんか?
もしそうだとしたら、少し立ち止まる必要があります。
実は、今年の「点数が取りやすかった入試」の裏には、来年度の受験生を待ち受ける大きな試練が隠されているからです。
香川県教育委員会の公式発表データから、来春の入試に向けた正しい戦い方を読み解きます。
1各教科の平均点
香川県が2026年4月に公開している令和8年度入試の各教科平均点は、以下のようになっています。
国語 36.8点(昨年度31.6点)
社会 30.4点(昨年度31.2点)
数学 28.9点(昨年度26.1点)
理科 26.6点(昨年度25.1点)
英語 28.9点(昨年度29.5点)
令和8年度香川県公立高等学校入学者選抜学力検査の概評について
2平均点「151.6点」の真実。次に来るのは確実な“難化”
発表されている令和8年度の学力検査概評によると、5教科の平均点は「151.6点」でした。
これは県教育委員会が想定していた目標(138点前後)を大きく上回り、過去10年間で最も高い数字です。
特に国語は、前年より5点以上も平均点が跳ね上がりました。
しかし、高校入試において「簡単な年」が続くことはまずありません。
想定より平均点が高くなりすぎた場合、翌年は必ず問題の難易度を上げて調整する「揺り戻し(振り子現象)」が起こります。
つまり、来春の入試では、国語や数学を中心に「難化(問題が難しくなること)」する可能性が極めて高いと覚悟しておくべきなのです。
3来春はどうなる? 各教科の傾向を分析
では、難化するとすればどこが狙われるのでしょうか。最新の出題傾向から、そのヒントが見えてきます。
【国語】正答率の低い「根拠に基づく記述」と「字数増加」に警戒を
平均点が一番上がった国語ですが、県の概評では明確な弱点が指摘されています。
それは、「登場人物の心情」や「筆者の考え」を根拠に基づいて表現する記述問題の正答率が低かったという点です。
来年の難化を見据えると、こうした記述問題で「字数制限が増える(長くなる)」ことが予想されます。
なんとなくの感覚で書くのではなく、本文から正確に根拠を拾い、「20字程度」から「80字程度」までパターンを変えて書けるようにしておく必要があります。
【数学】勝敗の鍵を握る「中3の秋以降」
例年、入試問題の約5割が中3範囲から出題されています。
つまり、秋以降に習う「二次関数」や「円」「三平方の定理」の仕上がりが、合否をダイレクトに左右します。
とくに今挙げた重要分野は、過去問などで集中的に演習を積み、どんなパターンの問題が出ても対応できるようにしておくことをおすすめします。
【理科】消えた中1範囲。次に来る「変化」とは?
ここ3年ほど、中1範囲からの出題が極端に減っています。
しかし、出題バランスを考慮すれば、来年度は手薄になりがちな中1範囲が不意打ちで出題される可能性があり、油断できません。
「中2・中3だけやっておけばいい」とヤマを張らず、どの学年の単元も穴がないようにバランスよく学習を進めていきましょう。
【英語・社会】「ただの暗記」を許さない情報処理
英語は長文こそ読みやすいものの、リスニングでグラフを選択させる問題へと変化しました。
社会も、膨大な資料や図表を読み解く問題が定着しています。
単なる用語暗記ではなく、「情報を素早く正確に処理する力」が問われています。
普段から教科書やワークの図表にしっかりと目を通し、様々なパターンの資料問題を解いて演習量を増やしておきましょう。
4求められているのは「なぜ?」を言葉にする力
来春の難化に向けて、どのような勉強をすればよいのでしょうか。
その答えは、香川県教育委員会からの「受検生へのメッセージ」に明確に記されています。
それは『考えたことを理由や根拠を明確にして、的確に表現する力を付ける』ことです。
ただ問題集の空欄を埋めて丸つけをするだけの「作業」では、もう点数は伸びません。
「なぜその公式を使うのか」「なぜその選択肢になるのか」を、自分の言葉で説明できるレベルの「本質的な理解」が求められているのです。
ベスト個別では、生徒が「わかったつもり」で終わらないよう、対話を通じて「なぜそう考えたの?」と問いかけ、論理的に説明する力を育てます。
倍率の低さや今年の平均点の高さに惑わされず、揺るぎない「考える力」を一緒に身につけていきましょう。
来春の入試に向けて、私たちが全力でサポートいたします!
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