【令和8年度 宮城県立高校入試】注目問題|教科書の外にある「リアル」を解く|勉強お役立ちコラム|ベスト個別
  1. HOME
  2. コラム
  3. 地域の教育情報
  4. 【令和8年度 宮城県立高校入試】注目問題|教科書の外にある「リアル」を解く
地域の教育情報

【令和8年度 宮城県立高校入試】注目問題|教科書の外にある「リアル」を解く

エリア:全エリア共通 宮城

ベスト個別 編集部

今年の宮城の公立高校入試では、単なる知識ではなく社会と接続する思考問題が際立ちました。

数学でのビジネス現場を思わせる課題、英語での実践的な対話力、理科・社会での日常現象や最新ニュースと紐づいた思考力を問う出題など、各教科を通じて「実社会とのつながり」や「論理的な思考力」を試す良問が揃っています。

 

各教科の注目問題から見えてくる、最新の入試傾向を振り返ります。

 

 

1数学|清涼飲料水から見えてくる「仕事の数学」 

数学は公式の暗記や数字のパズルと思われがちで、「これを学んでどうなるの?」という疑問を持ったことのある中学生も多いのではないでしょうか。

しかし、数学の大問3では、2種類の清涼飲料水A・Bを題材に、店舗での販売数を連立方程式で整理し、さらに工場での製造手順を一次関数で表すという、社会の仕組みに直結した問題が出題されました。

 

この問題が教えてくれるのは、「数学は仕事やビジネスの現場で動いている」というリアルな事実です。

実際の社会では、過去の販売データから売れ行きを分析し、仕入れや利益を調整します。

さらに一次関数を活用することで、「このペースで注ぐと何分後にタンクが一杯になるか」「次に何をいつ仕入れるべきか」といった将来の予測を立て、工場で最も効率的な製造スケジュールを組みます。

 

計算を解かせるだけでなく、「身近な商品が手元に届くまでに、数学の力が将来を見通し、欠かせない役割を果たしている」という社会とのつながりを強く実感させてくれる良問です。

 

 

2英語|遠くの友達へ届けるメッセージ

入試問題の中で、特に得意・不得意がはっきりと分かれるのが英作文です。

今春の宮城の入試では、オーストラリアに住む大切な親友の誕生日に、お祝いをどの方法で伝えるかという場面が出題されました。

 

まずは約60語の英文から「遠く離れていて簡単には会えない」という状況を読み取り、「電話」と「メール」のどちらの方法を選ぶべきか、自分の意見と理由を3文以上の英語で述べる問題です。

実は英作文において、「英語が得意=英作文が得意」とは限りません。

文法や単語の知識が豊富な生徒でも手が止まってしまうことがある一方で、英語が得意でなくても英作文を得点源にしている生徒もいます。

その違いはどこにあるのでしょうか。

 

原因は、まじめに考えた日本語をそのまま直訳しようとすることにあります。

英作文が得意な生徒は、難しいことや本当に言いたいことを書こうとせず、「自分が書ける簡単な表現」に割り切って組み立てます。

 

「I think ~(意見)」、「This is because ~(理由)」、「So, ~(結論)」といったシンプルな型を使い、ありきたりでも確実に伝わる英語で書くのです。

「知っている単語でシンプルに想いを伝える」というコツさえ掴めば、英作文は知識のパズルではなく、一気に「チャンス問題」へと変わります。

 

 

3理科|月の動き

理科の注目問題は、第3問の天体です。

「毎日同じ時刻に月を観察すると、1日に約12度ずつ、どちらへ動くか」が問われました。

「月は東から西へ動く」と丸暗記していた受験生の多くが罠にハマりましたが、正解は「西から東」。

 

この逆転現象のトリックこそが、月が地球の周りを回る「公転」です。

月は毎日少しずつ東へ移動しているため、地球が1周自転しても月は先へ逃げてしまい、昇る時間が毎日約50分ずつ遅れます。

そのため、毎日同じ時刻に月を観察すると西から東へ約12度ずつ動いて見えるのです。

 

晴れた昼下がり、青空に白く浮かぶ月を見かけて「夜の月がどうして昼間に?」と不思議に思ったことはありませんか?

実は、この50分のズレが積み重なることで、月は夜だけでなく「昼間の空」にも顔を出すようになり、毎日少しずつ東側へと位置を変えていくのです。

 

「月は東から西へ動く」という単なる暗記ではなく、青空の月という現実の現象と結びつけて仕組みを理解しているか。

近年の入試問題は、私たち大人にとってもハッとするような「日常の面白さ」を突いていると感じます。

 

 

4社会|「なぜ熊本に半導体?」ニュースと入試が重なる瞬間

テレビで「熊本への半導体企業の進出」が話題ですが、実は公立高校入試の社会科でも注目の大問として登場しています。

問題では、半導体関連企業が熊本県に集まる理由を資料から読み取って説明させました。

ポイントは「半導体の特徴」と「地域の強み」の組み合わせです。

 

超精密な半導体の製造には大量の綺麗な水での洗浄が不可欠で、水道水を地下水で100%まかなえる熊本の豊富な水資源が不可欠となります。

また、半導体は「小さく・軽く・高価」なため、船便より飛行機や高速道路でスピーディーに運べる交通網の存在が決め手となります。

 

一昔前のような用語の丸暗記ではなく、「なぜそこに工場ができるのか」という仕組みを資料から読み取り、日常のニュースと結びつけて論理的に説明する思考力が問われています。

今夜のニュースから「なぜ?」を親子で会話することが、最高の入試対策になります。

勉強が苦手な子も歓迎!

記事を読んで気になったら、お気軽にお問合せください。

4日間の無料体験入塾、随時受付中。学習相談・教室見学だけでもお気軽に。

体験受付中!
  • 授業料0円
  • 教材費0円
  • 学習相談つき
無料体験に申し込む お近くの教室を探す