群馬県の倍率はどう読む?過去5年の傾向分析|勉強お役立ちコラム|ベスト個別
  1. HOME
  2. コラム
  3. 地域の教育情報
  4. 群馬県の倍率はどう読む?過去5年の傾向分析
地域の教育情報

群馬県の倍率はどう読む?過去5年の傾向分析

エリア:群馬

ベスト個別 編集部

群馬県の公立高校入試を考える中で、

「志望校の倍率が高いけど大丈夫?」

「倍率が1.0倍を下回っていれば合格できる?」

「去年より倍率が上がったら志望校を変えるべき?」

と不安に感じたことはありませんか?

 

特に入試が近づくと、各高校の志願倍率が発表され、受験生や保護者の方にとって気になる情報のひとつになります。

しかし、倍率が高いから必ず難しい、低いから必ず合格できる、というわけではありません。

 

実は、群馬県の公立高校入試では、入試制度の変更や募集定員の増減などによって、倍率の見方にも注意が必要です。

この記事では、群馬県公立高校入試の倍率の正しい見方と、2022年度から2026年度までの5年間の傾向について、太田市の高校を例に解説していきます!

 

 

1そもそも高校入試の「倍率」とは?

まず、倍率とは、募集定員に対して何人の受験生が志願しているかを表した数字です。

計算方法は次の通りです。

 

志願倍率 = 志願者数 ÷ 募集定員

 

例えば、募集定員が200人の高校に240人が志願した場合、240人 ÷ 200人 = 1.20倍となります。

この場合、定員より40人多く志願していることになります。

 

倍率の目安を整理すると、

・1.00倍:募集定員と志願者数が同じ
・1.10倍:定員100人に対して110人が志願
・1.20倍:定員100人に対して120人が志願
・1.50倍:定員100人に対して150人が志願

ということです。

 

ただし、倍率は志願者数を表す数字であり、合格に必要な学力や合格確率を直接示すものではありません。

ここを理解しておくことが大切です!

 

 

2群馬県の倍率を見るときに注意したいこと

群馬県の公立高校入試では、2024年度(令和6年度)から入試制度が変更されました。

それまでは、前期選抜・後期選抜という2回の選抜が行われていました。

 

しかし、2024年度からは入試が一本化され、1回の入試で特色型選抜と総合型選抜による判定が行われる制度になりました。

この変更によって、倍率の見方にも違いが生まれています。

 

例えば、以前の前期選抜では、募集定員の一部に対して多くの受験生が志願するため、倍率が2倍や3倍を超えることもありました。

一方、現在は募集定員全体に対する志願倍率が公表されています。

つまり、2023年度以前の前期選抜の倍率と、2024年度以降の倍率をそのまま比較することはできません。

過去の倍率を見るときには、この制度変更を理解しておく必要があります。

 

 

3過去5年間の群馬県公立高校入試の傾向

では、2022年度から2026年度までの5年間で、どのような変化があったのでしょうか?

大きく分けると、次の3つのポイントがあります。

 

① 2024年度から倍率の仕組みが変わった

最も大きな変化は、入試制度の一本化です。

2022年度・2023年度は前期選抜と後期選抜が行われていましたが、2024年度からは1回の入試になりました。

そのため、過去5年間を分析する際には、

 

・2022〜2023年度:前期・後期選抜の時代

・2024〜2026年度:一本化された入試制度

 

と分けて考える必要があります。

特に、現在の志願倍率を分析する際には、2024年度以降の数字を中心に比較することがおすすめです。

 

 

② 県全体の倍率は1.0倍前後に

群馬県教育委員会の発表によると、2025年度の公立高校入試では、全日制課程・フレックススクール選抜の志願倍率は県全体で1.00倍でした。

さらに、2026年度は0.96倍となっています。

つまり、県全体では募集定員に対して志願者数が少ない状況になっています。

 

しかし、ここで注意したいのが、すべての高校で定員割れが起きているわけではないということです。

県全体の倍率が低くても、志願者が集中する高校では1.0倍を超えています。

 

 

③ 同じ高校でも年度によって倍率が変動する

倍率は毎年一定ではありません。

例えば、

 

・前年の倍率が高かったため、翌年は志願者が減る
・募集定員が減少して倍率が上がる
・周辺高校との志願者の分散によって倍率が変わる

 

といったことが考えられます。

そのため、前年の倍率だけを見るのではなく、複数年の動きを確認することが大切です。

 

 

4太田市の高校で倍率を比較してみよう!

では、実際に太田市の高校では、どのような変化があったのでしょうか?

ここでは、群馬県教育委員会が公表している2024年度から2026年度の「第2回志願先変更後の志願状況」をもとに比較してみます。

 

高校名

2024年度

2025年度

2026年度

太田高校

1.03倍

1.03倍

1.03倍

太田女子高校

1.10倍

1.06倍

0.98倍

太田東高校

0.89倍

1.07倍

1.05倍

市立太田高校(商業科)

1.16倍

1.04倍

1.03倍

 

※各年度の第2回志願先変更後の倍率です。市立太田高校は外部募集の商業科を掲載しています。

出典:群馬県教育委員会「令和6年度・令和7年度・令和8年度 群馬県公立高等学校入学者選抜 第2回志願先変更後の志願状況」

 

 

この数字を見ると、いくつかの特徴がわかります。

 

① 太田高校は3年間とも1.03倍

太田高校は2024年度から2026年度まで、3年連続で1.03倍となっています。

ただし、倍率が同じでも志願者数や募集定員が同じとは限りません。

実際に太田高校では、2025年度の募集定員280人に対して、2026年度は240人となっています。

そのため、倍率が変わらないからといって、志願状況も変わっていないとは限らないのです。

 

② 太田女子高校は3年間で倍率が低下

太田女子高校は、

2024年度:1.10倍

2025年度:1.06倍

2026年度:0.98倍

と、3年間で倍率が低下しています。

2026年度は1.0倍を下回りましたが、だからといって必ず合格できるという意味ではありません。

倍率が低い場合でも、学力検査や調査書などによる選抜が行われることを理解しておきましょう。

 

③ 太田東高校は2024年度から上昇

太田東高校は、

2024年度:0.89倍

2025年度:1.07倍

2026年度:1.05倍

となっています。

2024年度は定員を下回っていましたが、2025年度と2026年度は1.0倍を超えています。

このように、一度定員割れした高校が、翌年も定員割れするとは限りません。

前年の倍率だけで判断するのは注意が必要です。

 

 

5倍率が1.0倍以下なら合格できる?

受験生や保護者の方から特によく聞かれるのが、「定員割れしていれば合格できますか?」という質問です。

結論から言うと、倍率が1.0倍を下回っていても、必ず合格できるわけではありません。

高校入試では、志願者数だけでなく、

 

・学力検査の結果
・調査書(内申点)
・面接などの検査結果

 

をもとに合否が判定されます。

 

そのため、募集定員に満たない場合でも、高校が定める選抜基準に基づいて判断されます。

また、専門学科のある高校では、学校全体では定員割れしていても、特定の学科では倍率が1.0倍を超えることがあります。

そのため、学校全体の倍率だけでなく、志望する学科の倍率まで確認することが重要です。

 

 

6倍率が高い高校は避けるべき?

倍率が高いと、志望校を変更した方がよいのではないかと不安になることもあります。

しかし、倍率だけを理由に志望校を変更するのはおすすめできません。

 

なぜなら、倍率は受験生の人数を示しているだけで、一人ひとりの学力や合否の可能性まではわからないからです。

例えば、

 

・模試で安定して合格圏に入っている
・過去問で目標点数を取れている
・調査書の評価も志望校の基準に合っている

 

といった場合、倍率が多少高くても、十分に合格を目指せる可能性があります。

逆に、倍率が低くても、必要な学力に届いていなければ安心はできません。

つまり、「倍率が高いか低いか」よりも、「自分が合格圏にいるかどうか」を確認することが重要なのです。

 

 

7群馬県の高校入試で倍率を見るときのポイント

最後に、倍率を確認するときに意識しておきたいポイントを整理しておきましょう。

 

① 過去の倍率は複数年で確認する

前年だけではなく、3年程度の動きを見ることで、志願者数の変化を把握しやすくなります。

 

② 募集定員の変化も確認する

倍率が上がった理由は、志願者が増えたからとは限りません。

募集定員が減ったことで倍率が上がる場合もあります。

 

③ 志願先変更後の倍率も確認する

群馬県では志願先変更の機会が設けられています。

最初に発表された倍率と、変更後の倍率が異なることもあるため、最新の情報を確認しましょう。

 

④ 倍率だけで志望校を決めない

倍率はあくまで判断材料のひとつです。

模試の結果や調査書、過去問の得点状況なども含めて、総合的に判断することが大切です。

 

 

8まとめ

群馬県の公立高校入試では、倍率は志望校を考えるうえで重要な情報です。

しかし、倍率が高いから不合格になりやすい、低いから合格できる、という単純なものではありません。

 

ポイントをまとめると次の通りです。

 

・倍率は募集定員に対する志願者数を表す
・2024年度から入試制度が変更されている
・制度変更前後の倍率は単純比較できない
・太田市の高校でも年度によって倍率は変動する
・定員割れでも必ず合格できるわけではない
・倍率だけでなく、自分の学力や模試結果も重要

 

高校入試では、倍率の数字に一喜一憂してしまうこともあります。

しかし、大切なのは数字だけを見るのではなく、その背景や自分自身の状況を正しく理解することです。

過去の傾向を参考にしながら、落ち着いて志望校を検討していきましょう!

そして、倍率に振り回されることなく、志望校合格に向けて一つずつ準備を進めていきましょう!✨

 

 

参考資料

本記事の倍率・募集定員は、群馬県教育委員会の公表資料を参照しています。

群馬県教育委員会「令和6年度群馬県公立高等学校入学者選抜における志願状況等の情報について」

群馬県教育委員会「令和7年度群馬県公立高等学校入学者選抜における志願状況等の情報について」

群馬県教育委員会「令和8年度群馬県公立高等学校入学者選抜 第2回志願先変更後の志願状況」

勉強が苦手な子も歓迎!

記事を読んで気になったら、お気軽にお問合せください。

4日間の無料体験入塾、随時受付中。学習相談・教室見学だけでもお気軽に。

体験受付中!
  • 授業料0円
  • 教材費0円
  • 学習相談つき
無料体験に申し込む お近くの教室を探す