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勉強お役立ちコラム

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2020.03.03

気をつけて! その「うわさ」は本当?

 

折からの新型コロナウィルス肺炎の感染拡大によって、3/2(月)から全国の多くの小・中学校、高校、特別支援学校が、政府の要請を受け休校となっています。

 

児童・生徒は自宅待機を強いられ、私たち学習塾も対面での授業を停止せざるを得ない事態となりました。保護者の皆様や、なによりこれから高校入試を受ける受験生が、最も不安に駆られていることと拝察いたします。

 

私たちベスト個別学院も、この不自由かつ困難な状況の中で生徒の皆さんに対し何ができるのか、考えていきたいと思います。

 

 

■デマ、フェイクニュース、あらぬうわさ

 

 

2月に入って、マスクの品薄とともにトイレットペーパーまでもが品切れ続出となりました。

 

それはSNS上で、こんなうわさが流れたためです。

 

「中国のトイレットペーパー工場が止まったらしい。今後、入手困難になる」

「マスクと同じ原料を使っているから、トイレットペーパーが品薄になる」

 

しかし、これらはまったくデタラメのうわさでした。事実、トイレットペーパーは国内出荷の約98%が日本製で、在庫も充分であることが業界団体から発表されました。それでも、人々は「念のため」と言ってトイレットペーパーを買い求め、結果として手に入りにくくなってしまっています。

 

特に昨今では、インターネット上の掲示板SNSといったツールの普及によって、ひと昔前よりもさらにうわさが流れやすい、うわさを流しやすい環境が出来上がっています。なにしろ、たった一人の人間が全世界に向けて情報を発信できる時代になったのですから。そして、その一人の発した何気ない一言が、ものすごいスピードで「拡散」していく時代でもあるのです。

 

 

■過去の事例に学ぶ

 

なにか大きな事件や災害が発生すると、必ずと言っていいほど「流言飛語」が飛び交います。大きな災害が発生したときに、巷でまことしやかにささやかれていたうわさについて、まだ記憶に新しいものから100年近く前のものまで少し列挙してみました。

 

▶︎東日本大震災(2011年)

「被災地で外国人による犯罪が横行している」

「この地震をきかっけに東海地震・南海地震なども連動して発生する」

 

まだ記憶に新しい東日本大震災から、もうすぐ9年。筆者は当時、埼玉県に住んでいて、震度5強を経験しました。あのとき「電話はつながらないけどツイッターは生きている」ということで、SNSが人命救助に一役買ったという話がよく聞かれました。しかし一方で、上に挙げたような不安を煽る情報が飛び交ったのも事実です。かなりショッキングな表現もあったと記憶しています。

 

▶︎阪神淡路大震災(1995年)

「この地震はアメリカのゼネコンが自社の利益のために人為的に引き起こした」

 

ちょっと冷静になれば、民間企業が人為的に地震を引き起こすなどナンセンスな話なのですが、各々明日の生活すら立ち行かないというなかで、情報を得られる手段が他になく、もっともらしい理由づけがなされれば、不安に駆られ信じてしまうのも無理はないかもしれません。

 

▶︎関東大震災(1923年)

「富士山が大爆発」

「朝鮮人と社会主義者が暴徒化し、放火」

 

現代よりもさらに情報が入りにくく、なおかつ首都を襲った地震であったため、収まらない余震と迫りくる火の手によって、多くの人が恐慌状態となった様子が政府の報告書に記載されています。

 

 

■複数の情報源にあたってみること

 

しかし、情報の真偽を見抜くのはとても難しいのです。特に、自分や近しい人たちの命がかかった状況において、普通の心理状態でいろというのは無理な相談です。

 

これは「オレオレ詐欺」への対処方法ともよく似ているのですが、不安を煽る情報が入ってきたからといって、すぐに行動に起こすのではなく、必ず複数の情報源にあたってみる必要があります。そうして自分の中で確信が持てて、そこで初めて行動に移すことが、無責任な流言に惑わされないためのひとつの方法であろうと思います。

 

参考:https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/select-news/20191219_01.html