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勉強お役立ちコラム

2019.04.09

【必読!】スマートフォンの思わぬ落とし穴!

 

ようやく温かい春の季節になってまいりましたね。進学や進級を迎え、みなさん楽しい日々を過ごしていることと思います。

 

さて、新生活がスタートするにあたり、これを機にお子様に「スマートフォン」を持たせる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。15歳から69歳を対象としたスマートフォン所有率は、今や80%に達しようという勢いです。各個人が所有する身近なものとなり、それ1台でビジネスができてしまうといっても過言ではないスマートフォンですが、10年前には「なかったもの」なんですね…。技術進歩のスピードには驚かされるばかりですが、実はその機能をフル活用できる人はほとんどいないそうです。その活用率はほんの6%程度だとか。目的も人それぞれなので一概には言えませんが、上手に使いこなせるユーザーになれたらいいですね。

 

しかし、スマートフォンには思わぬ落とし穴が潜んでいます。今回はそのスマートフォンに焦点を当てて、ぜひ近代ツールの有効的な使用方法について親子で話し合う機会を作っていただければと思っています。

 

【過度な依存状態】
「便利」「携帯できる」「世界とつながることができる」…と、持っているだけで、まるで大人の仲間入りをしたかのような感覚を覚えさせてしまう携帯電話。それを手にしたときの子どもたちは、それはもう嬉しくてたまらないと思います。親御さんとしても、うれしそうな顔が見られるのは幸せなことでしょう。しかし、時が過ぎて気づいた頃には、取り返しのつかない状況になっている…なんてケースもよく耳にします。

 

そのほとんどが、ゲームや動画、SNSに夢中(コントロール不可)になり、生活時間が逆転してしまう依存症といったものです。食事中、下校中、一緒に出かけているとき、果てはお風呂や寝床の中まで。電源がある限り画面に見入っている姿というのは、よく目にする光景となりました。今までの生活サイクルに新しく組み込まれた「携帯を見る時間」は、無意識の時間となり、確実に24時間の余暇の時間を席捲していきます。極めつけは、楽しさが優先されて、自分にとって重要なことへの時間共有が滞ってしまうのです。

 

そんな悩みを抱えて相談にいらっしゃる親御さんが近年、学習塾でも増加傾向にあります。共通していることは、家庭ルールがないという点。もしくはルールは決めたが守られず、ルール自体がないような状態だという点です。先日研修会でお会いした警察署の専門少年生活指導員の方は、「親が本気で向き合っていないことが原因」ともおっしゃっていました。親と子のコミュニケーションが減り、さまざまな問題に発展していて、当事者も低年齢化している。もう対岸の火事とは言っていられない状況と危機感が張り詰めていました。

 

そんな危機的状況から脱却するための有効な手段をピックアップしておきます!

 

【これだけは押さえたい対策方法】

● 使う時間を親子間で約束する
⇒家族の時間、勉強中、食事、睡眠時、お風呂などではどうしたらいいのか話し合う。

 

● ルールを作るだけではなく、破った場合どうするか決め、必ず実行する
⇒ルール決めに力を入れても、その後結局「言うことを聞かないから…」と親御さんが諦めてしまうケースがあります。これでは意味がありません。必ず破った場合のルールを実行しましょう。そうすることで、ルールを守ろうとしてくれるようになっていきます。親御さんが諦めたらそこで試合終了です! 甘さを見せずにペナルティを実行しましょう。

 

● 購入時必ず「フィルタリング」機能を有効にする
⇒使用時間や、利用できるアプリケーションを親御さんが制限することができます。フィルタリングをすることで、ネット上の違法・有害情報やアダルトサイト、残虐な暴力シーンなどを未然にブロックすることができます。ここでのポイントは設定のタイミング。購入時に設定するのが大切です。後々フィルタリングするのは、親子間で揉める傾向があるとか。

※しかしながらフィルタリングの利用状況は2017年当時でわずか8.4%にとどまっている状況です。(中学生の利用状況:50%未満)

 

内閣府や警視庁でもインターネットやSNSに関する保護者向け情報を配信し、注意を呼び掛けています。ぜひご覧ください。

 

内閣府HP保護者向け普及啓発リーフレット
警察庁HP都道府県警察の少年相談窓口
政府インターネットテレビ

 

使い方によってはとても便利なスマートフォン。快適な新生活の「応援ツール」として何が一番いい使い方なのか、携帯、インターネットをそれこそ話題にして、ご家族のコミュニケーションを深めるきっかけになれば幸いです。