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勉強お役立ちコラム

2018.07.03

部活引退。受験への切り替えはどうすれば?

宮城県も中総体が終わり、部活動を引退する人、県大会まで進む人、あるいは文化部でまだまだ部活動が続く人と、状況が分かれる時期になりました。こうしたタイミングでは「受験勉強は何から始めればいいのか?」といったお悩みが共通してあるように思います。

 

◆受験勉強を始めるボーダーライン
一口に受験勉強といっても、普段の勉強ももちろん入試の試験範囲内ですから、どこを切り取ろうと受験勉強には変わりありません。始める時期はそういった意味で言えば早いに越したことがありませんね。(その都度きちんと勉強していれば、慌てて勉強する必要もありませんから)ただ、それができていれば苦労はないわけです。実際にベスト個別学院に通ってくださっている生徒さんのアンケート結果もありますので、併せて読んでいただけると幸いです。

▶受験勉強はいつからスタートする?

では、いつまでに始めなければ間に合わないのか? そのボーダーラインは中3の夏、ちょうど今頃です。中3の夏休みはまとめて勉強時間をとれる最後のタイミングです。入試の範囲は中学校卒業するまでの学習内容すべてなので、中3の内容を勉強するだけでは足りません。中1、中2だけではなく、場合によっては小学校の内容まで遡って復習しなければならない! なんてこともあるでしょう。過去習ったことを総復習しようとすると、膨大な時間と体力と根気が必要です。たっぷりと時間を確保するためにも、中3に限らず夏休みは無下にできませんね。

 

◆毎日どの程度の勉強量が必要か?
実のところ中学生は、学校に行っている日は学校で6時間、自宅や塾などで1.5時間、合計7.5時間程度勉強しています。夏休みはその主な勉強時間を確保してくれていた学校がなくなるわけですから、その分を補う必要がありますね。夏休み中は7.5時間と同等の時間を確保すると良いでしょう。平日は3~4時間、休日は4~5時間取れていると理想的です。ですが、急に増やすのは難しいので、今すぐではなく7月終わりまでを目安に頑張ってみてください。まずは今日の勉強時間をプラス30分してみましょう。

 

◆何から始めればいいのか?
「どこから手を付けたらいいのかわからない」なんてお話もよく聞きます。まずは目標を明確にしてみましましょう。志望校はどこにするのか? 1か月後の目標点数はどのくらいか? 偏差値をいくつまで上げたいか。志望校の決め方コラムもありますので、まだ決まっていない方は目を通してみてください。

▶高校入試、志望校を決める3要素とは

目標を決めたら優先順位を決めて勉強の取捨選択をします。志望校に応じてどこを重点的に勉強すべきか異なるからです。ただ、すべての受験生に言えることは『まずは基本を固めること』です。中1の内容が分からなければ中2の内容は解けません。中2が分からなければ中3も分からなくなります。勉強の上達は階段状になっているイメージを持ってください。

まずは数学は中1、中2の基本の計算や公式を覚える、英語は英単語、熟語、文法のおさらい。理科社会は用語の総復習に努めましょう。最初から過去問や応用問題に取り掛かる必要はありません。自分の中の引き出しをいっぱいにする夏にしてください。そして秋からはその引き出しをとにかく引っ張り出す練習をします。この問題ならどの公式を使う、この問題ならこの文法を、と結び付けられるように演習問題に取り掛かるのです。

 

受験は定期テストとは異なり、マラソンのようなものです。誰かを追い越そうと思うのならば他者よりもペースを上げて走らなければいけません。そしてその相手もまた、誰かを抜かそうとしているのでペースを上げているのは当然ですね。マラソンと違うのはその相手が認識しづらいということです。参考書に向かって一人黙々と勉強することは、最初こそ抵抗があるかもしれませんが、『継続は力なり』です。必ず結果が返ってくるので、まずは始めるところからスタートしてみましょう。

 

目標の設定の仕方や勉強の優先順位をつけるなど、なかなかご自身で判断がつかない場合はお気軽にベスト個別学院までお問い合わせくださいませ。