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香川県公立高校入試のポイント
このコラムでは香川県の公立高校入試についてまとめていきます。
試験は2回
香川県の公立高校の主な入試は2回あります。自己推薦選抜と一般選抜です。
自己推薦選抜は2月の上旬、一般選抜は3月の上旬~中旬にあります。
自己推薦選抜の選抜方法
自己推薦選抜はその名の通り、自分で自分を推薦する入試です。「求める生徒像」はありますが、評定などの出願基準はなく、誰でも出願することができます。
しかしそうなると、自分の合格の可能性がどれくらいか判断する材料がなく困ってしまいます。学校や塾の先生たちは「例年評定がこれぐらいの生徒が合格している」という情報を蓄積していますので、相談してみてくださいね。
自己推薦選抜では総合問題、作文、適性検査、その他の中から1つが課されます。面接は必須で、自己PR書に関する質問や、志望する学科に対する理解度を確認する質問、などです。どのような質問をするかも募集要項に記載していますので、受験する場合は読んでみましょう。
ここで、「求める生徒像」の例を紹介します。
【高松南高校】※一部抜粋
◎普通科(①+②または③)
①文化や社会、自然科学など様々な学問の分野に興味をもち、自己の進路目標に向かって努める
②入学後は国公立大学等への進学をめざし、学習活動に積極的にとりくむ意欲がある
③生徒会活動、文化活動、体育活動、ボランティア活動等のすぐれた成果や熱心に取り組んだ事実があり、入学後も継続して活動する意欲がある
◎環境科学科(①+②または③)
①農業を学び、将来専門分野の仕事に従事したいと考え、農業の学習を通して自己の特徴を一層のばそうとする
②入学に学習活動に積極的に取り組む意欲がある
③生徒会活動、文化活動、体育活動、ボランティア活動等のすぐれた成果や熱心に取り組んだ事実があり、入学後も継続して活動する意欲がある
同じ高校でも学科がごとに求める生徒像が変わることがわかりますね。
高校は中学校とことなり、学校や学科によって学習内容や卒業後の進路が様々です。求める生徒像にはそういった高校の特色が表れていますので、ぜひ自分に合った高校を選んでください。
募集要項から自己推薦選抜の重要項目を抜粋した資料をご用意しました。
募集割合・選抜方法・求める生徒像・面接についてです。
リンク:自己推薦選抜の募集要項抜粋(教育委員会)
各高校のさらに詳しい情報は教育委員会のHPにまとめられていますのでご覧ください。
自己推薦選抜を受験する場合はメリット、デメリットを確認しておきましょう。
メリットは、本命の高校を2回受験できることです。チャンスが増えることはもちろんですが、試験を受けるたびに成長できるからです。もし特色選抜で何か失敗してしまっても、2回目は少し緊張も和らぎ、同じ失敗はしにくくなるでしょう。
特色選抜を受験するデメリットとしては、準備のために一般選抜の勉強時間が削られることがあります。受験前後にそわそわして勉強に集中できなくなる生徒さんもいるので、本番は一般選抜であることを前提にしましょう。
一般選抜の選抜方法
一般選抜は入試当日の5教科の試験である「学力検査」の点数と、「調査書」の点数で合否が決まります。
学力検査の満点は50点×5教科=250点です。
調査書のなかにはいろいろな項目がありますが、点数化されて合否に大きく関わるのが「各教科の学習の記録」、つまり「評定」です。
香川県の評定の計算は以下の通りです。
1年生→9教科×5点=45点
2年生→9教科×5点=45点
3年生→5教科×5点×2+4教科×5点×4=130点
45点+45点+130点=220点
3年生の評定、特に実技4教科の配点が大きいことがわかります。
学力検査が250点、評定が220点はどの公立高校でも同じですが、合否はその合計点で決まるわけではありません。具体的な数値は倍率などで変わりますが、学力検査と評定がともに上位70%の生徒が合格する、などです。
学力検査と評定の両方でバランスよく得点することが重要ですね。
その他
上記以外の特徴では以下のようなことがあげられます
・学区制を採用しています
・一般選抜の願書提出後、志願先変更期間があります。
・インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスに感染した場合などに追試験を受けることができます。
さいごに
公立高校の入試についてイメージできたでしょうか。ぜひ志望校の募集要項については読んでみてくださいね。
何かご相談などありましたらお気軽にベスト個別にご連絡ください。
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