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勉強お役立ちコラム

2021.08.16

【栃木の中学生】英語で点数取れなくなったと感じる方はご一読を!

英語の難易度は想像以上?

 

 

中1生の皆さん、小学校である程度の内容を学習した前提で始まった中学校の授業に戸惑いがありませんでしたか?

 

中2生、中3生の皆さん、英語の授業が難しくなって、前のように点数が取れなくなったかもと感じた方も多いのではないでしょうか?

 

大丈夫。心配しないでください。これはキミだけに起こっていることではありません。全国的な傾向なのです。

 

2021年4月より教科書の内容が大きく変わっています。今年の4月から教科書に大幅な改訂が入り、新しい学習指導要領のもとで授業が行われています。なかでも英語は特に変化が大きい教科で、上記のような感覚を持つことは自然なことだと思います。しっかりとこの変更内容を把握して、対策を行っていきましょう。

 

 

小学校で学習した内容はわかってるはず?

 

 

小学5年生と6年生の英語の授業が教科化され、算数と数学のつながりのように、小学校で学習した英単語や英文表現はすでに学習した内容として中学校の教科書がスタートします。どんな表現を小学校で学習したか確認しましょう。

 

1. I am Tsuyoshi Satou.

2. Are you from Tokyo?
  ‐Yes,I am./No,I am not.

3. I don’t play tennis.

4. I can read magazines.

 

この内容は、中学1年生の英語教科書ではじめに学習する単元に出題される重要表現です。be動詞の文、一般動詞の文、can(助動詞)の文を一度に学習します。どれも英語が苦手なお子さんがつまずきやすい英文法です。

 

さらに、夏休み前までに以下のような表現を学習しました。

1. This is Ms.Cook.

2. She is our teacher.

3. What is that? ‐It is the symbol for the city.

4. Who is that?
  ‐He is Ken.

5. How do you come to the library?
  ‐I walk to the library.

6. What do you have for lunch?
  ‐I have curry.

7. I want to be a teacher.

 

疑問詞を使用した疑問文や、ourなど人称代名詞の変化、不定詞の文を英文法を体系的に学ぶことなく、「使われる表現」として覚えることになります。

 

今まで中1英語は夏までゆっくりと進み、他の教科に比べて「差がつきにくい」教科でしたが、新教科書では進みも速くなり「最も差がつきやすい」教科になるはずです。中学校最初のテストで苦戦した方は、小学校で学習した表現を夏休み中に復習しておくことが重要です。

 

 

英単語の覚える量が大幅に増加

 

 

注意しなければならないのは英語表現だけではありません。高校卒業までに覚える英単語も、新教科書では4,000~5,000語(教科書により異なる)と現在学習する3,000語と約1.7倍となります。特に中学校卒業までに学習する単語量に大きな差があります。

中学の教科書では、小学校で学習した英単語と中学校で新しく学習する英単語を分けて表記される工夫(教科書によって異なる)がされています。
以下の表に、ある教科書に掲載される中学1年生の1学期で学習する単元の英単語数についてまとめます。

 

新教科書では夏までに学習する単語が小学校で学習した単語も含めて242語と、現在学習している単語数の約1.7倍の量になります。さらに、覚える単語も“everyone”や”interesting”など綴りの多い単語がいきなり出題されます。

 

小学校英語は英単語を「聞ける」「言える」「日本語の意味がわかる」ことに重点をおいて指導していますので、中学校ではテストに向けて英単語を「書ける」ようにトレーニングしましょう。

 

ベスト個別学院では夏休みを活用して英単語を総復習できる『英単語講座』を開催しています。こういった講座を活用して、英単語を定着させ、英語の点数UPを図るのも方法の一つでしょう。

 

 

約6ヵ月分の学習内容が中学校で増加

 

中1生の1学期で学習する内容は、今まで中1生で1年かけて学習する単元をぎゅっとまとめたものとなっています。つまり、中学3年生になると、今まで高校で学習していた仮定法や原型不定詞などの英文法を追加で学習することになります。これも高校生が英語で非常につまずきやすい単元であり、注意が必要です。中学校で学習する英語は「質」「量」ともに難易度がアップしたということになります。

 

高校卒業までに学習する英単語数の変化

 

中学の教科書では、小学校で学習した英単語と中学校で新しく学習する英単語を分けて表記される工夫(教科書によって異なる)がされています。以下の表に、ある教科書に掲載される中学1年生の1学期で学習する単元の英単語数についてまとめましたので、参考にしてみてください。

 

単元

小学校で学習する単語

中学校で学習する単語

今までの教科書

Unit 0 61 8 44
Unit 1 36 20 29
Unit 2 36 24 34
Unit 3 30 27 33
合計 163 79 140

 

 

今年度英語学習については、大きな変化があるということですね。始めるタイミングは早ければ早いほど良いと思います。勉強のやり方など気になることがありましたら、お気軽にご相談いただけたら嬉しいです。