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【令和8年度 広島県立高校入試】得意な教科で相応の対策を。傾向と対策

エリア:広島

ベスト個別 編集部

子どもが持ち帰った過去問を見せてもらったものの、どこから手をつければいいのか分からない……そんなことはありませんか?

そんなときまず手がかりになるのが、直近の入試の出題傾向です。

 

令和8年度の広島県公立高校入試を振り返ると、数学の大問5のように、多くの受験生が見覚えのある定番の問題であっても、正答率が伸び悩むケースがありました。

得意だと思っている教科・分野ほど、思わぬところで対策の差が出るのかもしれません。

 

まずは、各教科の出題傾向と対策をコンパクトに押さえておきましょう。

 

 

1各教科の平均点

広島県が2026年2月に公開している令和8年度入試の各教科平均点は、以下のようになっています。

 

英語 20.2点(昨年は21.4点)

数学 20.7点(昨年は19.6点)

理科 25.8点(昨年は26.2点)

社会 21.8点(昨年は24.4点)

国語 26.0点(昨年は21.4点)

 

令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜実施状況について

 

 

2英語の出題傾向

大問4つで構成され、リスニング(大問1)、グラフを使った海外の緑茶人気についての会話文(大問2)、陸上部員のスピーチと対話文(大問3)、家庭ごみ削減についての自由英作文(大問4)という流れ。

50分の試験で、グラフや資料とセットで内容を読み解く出題が中心でした。

英単語数は1000語前後で他県と比べて同等で、1分あたり20-30語のスピードは最低限必要です。

大問3については、7問中6問で正答率が50%を下回っており、長文への対応力が英語の鍵となりそうです。

 

対策としては、英文だけでなく、グラフや資料とあわせて内容を理解する練習が有効です。

数字や資料が絡む英文に日頃から触れておくと、情報を整理しながら読むペースが掴みやすくなります。

 

 

3数学の出題傾向

大問6つで構成され、小問集合(大問1)、体積と確率の融合(大問2)、会話形式の証明(大問3)、箱ひげ図(大問4)、動く図形(大問5)、円の性質を使った証明(大問6)という構成。

証明問題が2つ含まれているのが特徴でした。

大問5は定番の問題で、経験がある方も多いと推測される一方、正答率は低いようです。

戦略的には、他の基礎問題のミスをなくす方が良いのかもしれません。

 

対策としては、基本問題をしっかりと得点することを心がけ、自分自身が「設定を読み解くことができるタイプ」なのか、「定番ではあるが難問を確実に得点する」タイプなのか、過去問題を通じて認識しておくと対策が立てやすくなります。

 

 

4理科の出題傾向

大問5つで構成され、小問集合(大問1、物理・化学・生物・地学)、細胞分裂(大問2)、地層と岩石(大問3)、化学変化と質量保存(大問4)、凸レンズ(大問5)という構成。

実験の方法・結果・考察のつながりを読み取る出題が中心でした。

大問5の2番については、凸レンズの問題で2択問題であるにも関わらず正答率が低かったようです。

「像を観察する向き」なども絡んでくるため、典型問題のように見せかけた難易度の高い問題です。

見た目に惑わされずしっかりと考えて正解を導きたいところです。

 

対策としては、基本問題を確実に得点することを大前提として、過去問題の演習を通じて、各大問で迷う問題についてしっかりと理由まで考える習慣をつけておくと安心です。

 

 

5社会の出題傾向

大問4つで構成され、世界・日本地理(大問1)、歴史(大問2)、公民(大問3)、国際社会の諸課題を扱う総合問題(大問4)という構成。

資料やグラフを読み解いて考える出題が中心でした。

大問4については、無答率を鑑みても正答率が高いとは言えない状況です。記述問題だからだと推測されます。

 

対策としては、社会で得点を期待したい場合は理由の記述ができることまでしっかりと練習をしておくと安心です。

資料やグラフから読み取った事実を、自分の言葉でつなげて説明する練習が効果的です。

 

 

6国語の出題傾向

大問4つで構成され、漢字・文法(一)、小説文(二)、論説文(三)、古文(四)という構成。

字数指定のある記述式の問題が中心でした。

相対的に記述問題で正答率が低い傾向にあり、国語を得点源にしたい場合は記述力を高めておきたいところです。

字数制限に応じて、的確にまとめる力を養っておくと安心です。

 

対策としては、本文の内容を自分の言葉で要約し直す練習が効果的です。

「なぜそう言えるのか」を一言で説明する習慣をつけておくと、記述問題に対応しやすくなります。

 

出題傾向と対策は以上です。

 

 

7注目したい問題

実際に問題を読んでみると、「学校で学んでいることが、実は自分の生活とも結びついている」と気づかされる場面もありました。

特に印象に残った5つを挙げておきます。

 

英語|大問3

陸上部員のスピーチを通して、英語のことわざが紹介される出題。逆境の捉え方が見えてきます。

 

数学|大問1

白玉の個数を推定する身近な出題。全部数えなくても答えにたどり着ける方法があります。

 

理科|大問5

簡易プロジェクターを自作する身近な出題。教室でも再現できる仕組みです。

 

社会|大問4

チョコレートの値上げを入り口にした総合問題。世界の出来事とのつながりが見えてきます。

 

国語|三

アリの生態研究を例に「メタ認知」について論じた文章。身近な生き物から考えを広げます。

 

注目問題については、これから受験を迎えるご家庭に向けて、この後の記事で順次紹介していきます。

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