「今日は2時間も勉強したから、あとはゲームするね!」
受験生の夏休み。ドヤ顔で宣言する我が子に、「たった2時間で足りるの!?」と内心焦っていませんか?
注意すれば「今やろうと思ってたのに!」と大喧嘩。
机に向かっていても、ただ答えを写しているだけに見えてモヤモヤする……。
実は、「時間」だけで満足してしまう学習を、確実な『成果』に変える【2つの鍵】があるのです。
1なぜ、子どもは「2時間」で満足してしまうのか?
夏休みは、受験生にとってまとまった学習時間を確保できる貴重な期間です。
中学生は普段、学校で50分授業を6時間、家庭学習を2〜3時間行っています。
つまり、平日は合計で【7〜8時間】も勉強に触れていることになります。
しかし夏休みになると、「今日は2時間勉強したから頑張った」となりがちです。
これは、普段(学校がある日)自宅で学習している時間が約2時間だからと考えられます。
「いつもと同じだけやった=頑張った」と勘違いしてしまうのですね。
もし、夏休みに毎日自宅で2時間の学習を続けた場合、2時間×35日=70時間の学習時間になります。
これを普段と同じ1日8時間とすると、8時間×35日=280時間。
その差はなんと210時間にもなります。
さらに、学校が提供しているのは「学習時間」だけではありません。
・周りの友達も勉強している
・先生の目がある
・チャイムが鳴る
このように、学校には自然と勉強に向かえる「環境」があります。
一方、夏休みは基本的に一人で学習に向き合わなければなりません。
だからこそ、「勉強しようと思っていたのに、気づいたら時間が過ぎていた」ということが起こりやすくなるのです。
2【成功の鍵①:学習量】「時間」ではなく「セット数」で稼ぐ
とはいえ、家でいきなり8時間机に向かうのは大人でも過酷です。なかなか集中力が続きません。
そこでおすすめしたいのが、「ポモドーロ・テクニック」です。
【25分集中して学習し、5分休憩する】
これを繰り返す学習法です。
夏休みは「今日は何時間勉強するか」よりも、「今日は何セット取り組むか」で考える方が、子どもにとってもゲーム感覚で継続しやすくなります。
「ポモドーロタイマー webアプリ」などのワードで検索をすると、シンプルなアプリがたくさんありますので、お子さまに勧めてみるのもいいかもしれません。
3【成功の鍵②:やり方】「答え写し」を卒業して、5教科の土台を固める
しかし、学習量だけでは成果は決まりません。
私は、成績向上には勝利の方程式があると考えています。
【成果 = 学習量 × 正しいやり方】
どれだけ勉強しても、やり方が間違っていれば成果は出ません。
むしろ、間違った学習を繰り返すことで、誤った理解が定着してしまうこともあります。
勉強のやり方には、プラスもあればマイナスもあるのです。
たとえば、
・答えを写して終わりにする
・丸付けだけして解き直さない
・分からないまま暗記する
こういった学習になっていないでしょうか。
頑張っているように見えても、こちらの学習法は成果につながりません。
やり方がマイナスなら、どれだけ学習量(時間)を増やしても成果はマイナスになってしまいます。
一方で、
・間違えた問題を解き直す
・なぜ間違えたのか分析する
・類題で理解を確認する
これらは「プラスの努力」です。特に夏休みは、5教科を総合的に復習して「土台固め」をする最大のチャンスです。
ワークをやって終わりにせず、間違えた問題は解き直し、さらに類題にもチャレンジする。
そこまでやって初めて「勉強」になります。
まずは、ワークを自主学習のノートに解いてから、総仕上げとして、ワークにもう一度取り組むのもこの夏だからこそ、できる勉強方法です。
土台をしっかり固めることで、夏休み明けに確実な成果として現れてきます。
4時間を監視するのをやめると、子どもは変わる
夏休みは長いようで、あっという間です。だからこそ、
- 学習量を確保すること(セット数)
- 正しいやり方で学習すること(解き直し)
この2つを意識してほしいです。
勉強時間ではなく、「何ができるようになったのか」に目を向けることが、夏休みを有意義なものにする第一歩です。
ご家庭では、「今日は何時間勉強したの?」という声掛けを、「今日はどんな問題ができるようになったの?」と、成果(質)に目を向ける言葉に変えてみてはいかがでしょうか。
夏休みの終わりに、「たくさん勉強した!」だけでなく「できることが増えた!」と親子で笑い合える夏にしていきたいですね。
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